星、飛ぶ -sakana “campolano” relearse party- at CLUB METRO (Kyoto)

この日は京都METROで行われた「星、飛ぶ -sakana “campolano” relearse party-」に行ってきました。

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久々に来たMETROは、入り口が若干変わっていて少し戸惑いましたが、中に入ると椅子が並んでいて再びびっくり。迷わず、最前列に陣取りました。

トップバッターはキツネの嫁入り。この日はドラムレスのトリオ、という初見の編成でしたが、打楽器の強力な推進力がない分、各パートがそれぞれの音をMETROの空間の中でゆったりと響かせていて、より一層生々しく、艶やかな印象がありました。

続いてのJBは初見。僕にとっては渕上純子という人は「ふちがみとふなと」の人、以外には全くと言って良いほど知らなかったんですが、bikkeのハードなギターの上で、鍵盤を力強く叩きながら歌う、その開放感にあふれたエネルギッシュな演奏は、ふちふなの“可笑しさと哀しさ”がひっそりと同居するようなモノトーンの美しさとは正反対で、さかなのポコペンが「黒人の矢野顕子」と例えたのも頷けます。歌の端々から迸るエモーションに胸が熱くなり、その底知れない音楽家としての才能に畏怖の念を抱かざるを得ませんでした。

トリは、3年ぶりに観たさかな

ほろりと奏でられるギターのイントロから、ポコペンのあの、緩いカーブを描きながら天へと昇っていくような、場の空気/温度を変える伸びやかな歌声がフロアに響くや否や、鳥肌が立ち、一気に二人の歌の世界に引き込まれてしまいました。

ほぼ新譜からの曲で占められたセットでしたが、アルバムを買えていない僕でも、置いていかれるような感覚の一切ない普遍の魅力。それでも、ダブルアンコールで「Ms. Mahogany Brown」、「Blind Moon」を演ってくれたのは、やっぱり嬉しかったですけどね。

どのバンドもすばらしい演奏で、贅沢な一夜を過ごさせてもらいました。大雨と強風の中、気力を振り絞って観に行って良かったです。

Campolano
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