この日はCLUB METROで行われた「いいにおいのするアヴァンミュージックフェスティバル3」に行ってきました。
山本精一 vs MERZBOWを目当てで行ったら出番が2番目でびっくり。
オープニング・アクトのMASH CUCUMBERは、面白くなくはないけども……という感じ。カラオケスタイルのライブは、簡単に見えて相当難しいな、と。
山本精一 vs MERZBOWは、二人の音が一体化し、それぞれが自己の世界で独立した音を出しながらも、ぴったりとユニゾンするかのような轟音を生みだしていて、なかなか面白かったです。秋田氏は、一人で演奏する時よりも、ノイズの網の目が粗い感じだったのは、勘違いなのか山本氏を意識してのことだったのか。
たっぷりノイズを浴びて、とりあえずもう満足だったんですが、とりあえずもう少し観て帰ることに。
Vampilliaは、前半とラストにツジコノリコをフィーチュアしてのライブ。どちらも初見でしたが、なんだかつかみ所の無いままに45分のステージが終了。メロデスっぽかったりプログレっぽかったりデグルチーニっぽかったりと、雑多な要素をこれでもかと詰め込んでるんだけど、終始変わるアプローチを気になって追いかけていたら最後の曲になってしまいました。もっと無心になって楽しめば良かったんだなぁ。デス声の人が貴乃花に似てるとか気にしてちゃいかんわなぁ。
続いてはツジコノリコのソロ。Vampilliaとの共演の直後だったので、バックがバンドかPC(エレクトロニカ)か、という聴き比べにもなっていましたが、正直、バンドが良かったです。声もいいし歌もいいけど、もうPC一台で肘付きながら電子音鳴らして……っていうのは面白みを感じないですね。逆にそれだったら歌なしの方が良かったかも。
……といったところで、メインアクトを残して帰宅。「いいにおい」というか、MASH CUCUMBERの香水がきつかった。そして、音のデカすぎるDJというのは困りもの。
Live Destruction At No Fun 2007 | |
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Merzbow
No Fun Productions 2008-03-08 |