アドベンチャーズ・イン・ミニマル・エレクトロニック・サウンド at CLUB METRO (Kyoto)

今日はCLUB METROにて行われた「アドベンチャーズ・イン・ミニマル・エレクトロニック・サウンド」というイベントに行ってきました。

少し遅れて会場入りすると、COHのライヴが始まったばかり。ミニマルなエレクトロニカでスタートし、徐々にハードかつノイジーなサウンドにヒートアップ。エレクトロニカな音と爆音が心地良かったです。

続いて、ピーター・クリストファーソンが早速の登場。

この日のイベントは、副題に「スロッビング・グリッスルを巡る冒険」と付いていたので、スロッビング・グリッスルのメンバーである彼はトリになるのかと思ってたので、意表を突かれてしまいましたが、ライヴも、メランコリックなフレーズのループが中心で、この日のラインナップの中でもかなり異彩を放ってました。

そして、スペインから登場のesplendor geometrico。イカツいブレイク・ビーツに、悲鳴のようなシンセ・サウンドに激烈なノイズ、そしてシンプルな単語をひたすら絶叫するマイク・パフォーマンス……おそらくこの日のイベント・タイトルから最も期待する音を放っていたのはこのバンドでしょう。メーターを振り切った轟音に、身体の伸まで痺れました。前方でうろつき回ってた知り合いのスペイン人が超ウザかった。

トリは、元DAFのロバート・ゴール。ステージの前に、唐突に半透明のビニールの幕が張られ、ステージの様子ははっきりと見えず、ぼやけたシルエットや照明効果からしかどんな様子なのか分かりません。さらに、何故かテレビをつけているらしく、ぼやけた画面がVJ映像のように移り変わるのを見ながら、なるほど、ステージ全体が映像の演出なんだな、と納得。

音楽的には、実にオーソドックスなミニマル・テクノ。でも、この日唯一のストレートなテクノということもあってか、かなり気持ち良く踊れました。

演奏が終わると、ビニールを引き裂いて本人登場。何と満面の笑顔。アンコールで登場した際も非常にフレンドリーで楽し気にプレイしていて、WIRE03でのドスの効いた「ダンケシェーン」のイメージからすると意外でした(まあ、彼が言ってたわけではないですからね)。

全体としては、一貫性があるような無いようなイベントでしたが、かなりレアなライヴが楽しめたので、満足度は結構高かったです。でもeg意外は、ひとアーティスト1時間足らずの持ち時間っていうのは、ちょっと物足りなかったかな。

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