今日はCLUB METROにJim O’Rourke × 坂田明 × YOSHIMIOを観に行きました。
オープニング・アクトの千住宗臣はエレクトロニクスとドラム•ソロを同期させたライブ•パフォーマンス。神保彰くらい表現として行き切ったものであればPCとの同期も面白いとは思いますが、これならじっくりドラムだけ聴かせてもいいんじゃないかなぁ、という感じ。ドラムプレイ自体は、もちろん素晴らしいので。
Jim O’Rourke × 坂田明 × YOSHIMIOのライブは、アルバム「ハ行」同様、アブストラクトなインプロビゼーション。坂田明は初見、そして、OOIOOでしか観たことが無かったYOSHIMIOのドラムも初見でした。
アルバムで感じた音の相性の良さや一体感、難解さのない聴きやすさはもちろんのこと、生で聴いて更に感じたのは、3人の絶妙な距離感。
これみよがしな掛け合いでお茶を濁すような即興は極力抑え、それぞれが独立したフレーズを奏でながらも、互いのプレイから耳目を離すことなく緊張関係をひとつのグルーヴに昇華させるそのバランス感覚、センス、そしてテクニック。
さまざまな楽器を駆使して曲を構築していく様は観るものを飽きさせず、ひたすら心地よく、たまらなく楽しい約1時間半のステージは、本当にあっという間でした。
ハ行 | |
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Akira Sakata,Yoshimio Jim O’Rourke
3d system(DDD)(M) 2008-02-20 |