LIVE KILAUEA at METRO (Kyoto)

この日はMETROで行われたイベント・LIVE KILAUEAに行って来ました。

LIVE KILAUEA at METRO

……とは言うものの、三日間あるイベントの中の一日だけ、しかもこの日は朝から近畿圏に台風が上陸しており、昼からのイベントでしたが暴風雨で家から出られず、雨が収まった夕刻になってから会場に向かい、終演よりも早めに帰路につきました。なので、観たバンドの数はほんの少し。

会場に着いた時に演奏していたのはnhhmbase。リズムのアプローチが凝っていて面白かったんですが、声が完全に苦手なタイプだったので、気持ちが入っていかないまま終了。どうも自分はクセのある声に対しての許容範囲が狭いような気がします……。

少年ナイフはドラマーが変わってからは初めて観ました。以前は「まあまあ楽しい」以上の感想は特に浮かばなかったんですが、久々に観ると、意外にもグッときてしまいました。古典的なスリーコードといい、ペナペナなベースといい、モタりのあるギターソロといい、懐かしいのに新鮮味があって、しかもそれが30年以上のキャリアの上にあると思うと、より気持ちが揺さぶられます。

間もなくバンド編成の変更を控えるキツネの嫁入りは、ここにきてまたバージョン・アップした感じ。奇数拍子を主体にしたコンポージングは変わらずも、これまでダイナミックな叩き方に終始していたドラムスが色彩を増し、それでいて曲調はシンプルかつアダルトな雰囲気に。バンド全体のサウンドも、METROというハコの特性もあったせいでしょうが、各パートが明瞭かつ一体感とタイトさを伴っていて、演奏しているフレーズひとつひとつに腰の据わった安定感がありました。変化することがひとつの魅力でもある同バンド、相変わらず目が離せません。

vivartaは、これはシューゲイザーと言うのでしょうか、アンビエントドローンと言うのでしょうか。出だしから数分間、ギターのみのスケール感を感じる持続音が続き、バンドが入ると切れ目なく曲全体を覆うノイズ。リヴァーブの渦の中から漏れるように陶酔的に歌う声が聴こえてきますが、それも楽器の一部として混ざり合い、サイケデリックに広がっていきます。終始音の波がフロア中を漂い、ノイジーな酩酊感に心地良く浸りました。いいバンドですね。

志磨参兄弟は、チャラいダンスホ―ルレゲエといった感じで、この時の自分のノリとはかけ離れていてついていけなくなり、帰路へ。

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嵐のオーバードライブ 少年ナイフ

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