今日はShangri-Laで行われたあふりらんぽの復活ツアーファイナル「あふりらんぽイキイキ復活祭!!〜ステージはいつも宇宙…☆2008〜」に行ってきました。
この日は「関西ゼロ世代」の看板役者の揃い踏み。
まずは傑作アルバムをリリースしたばかりのオシリペンペンズ。石井モタコは、ピースサインで妙に笑顔を降りまきながらも、吐いたり毒づいたり服を脱いだり前後逆に着たりと、相変わらずの自由さ。そして、バンドアンサンブルの超絶技巧ぶりは、更に磨きがかかった感じ。お馴染みの曲に加えて、作りかけのような新曲も披露。ちょっと新鮮。
続いては、なんと来月Sonarに出演するBOGULTA。やはり素晴らしいパフォーマンス。更にこの日は、サンプラーがランダムに曲を再生させ、始まるまで本人たちも次が何の曲か分からないという無謀な設定にしているとのこと。メンバー二人というミニマムな編成だからこそ、というのもあるでしょうが、やはりテクニックと積み重ねてきた実戦の賜物でしょう。
そして、産休を経て復活したあふりらんぽ。p-hourで観た時はあんまりインパクト無かったんですが、一体あの時僕は何を観ていたんだろう、というぐらい、この日のステージは素晴らしかったです。
ピカチュウのドラムは圧巻。そして何より、二人の声が、見事に「宇宙」をステージ上に作り上げていました。
ドラムとギター、そして声だけで、これだけ広大なイメージの音が作り出せるのか……やはり、女性の声には、深く巨大なエネルギーがあるんだな、と感じました。
この二人でなければ生まれ得ない音の世界。そうか、あふりらんぽとはこういうバンドだったのか……と今更ながら、深く感動しました。
途中、オニが母親をステージにあげ、感謝の手紙を読んだり、クリトリック・リス似のお客さんをいじったりしつつ、ラストは新曲を披露していったん退場。アンコールで「スートブレイコー 」をプレイ、そして、ペンペンズ、BOGULTAのメンバーにお客さんを数名加えた大所帯で「あかんこのまま帰さない 」。
本当に素晴らしいライブでした。このライブのクオリティやスケール感がパッケージングされると実に小さなものにしかなり得ないことが歯がゆいところです。しかし、ライブはとにかく最高でした。
これがロックだ。音楽だ。
スートブレイコー | |
![]() |
あふりらんぽ
Pヴァイン・レコード 2007-09-07 おすすめ平均 |