ズボンズ at 十三ファンダンゴ (Osaka)

今日は十三ファンダンゴズボンズを観に行きました。去年のライヴがとてつもない素晴らしさだったので、期待を胸に会場入り。

オープニングアクト一組目は、初見だったヨルズインザスカイ。4つ打ちの曲が多く、かなり踊れる感じ。ファルセットでシャウトしっぱなしのボーカルと要所要所で爆音ノイズをぶっ放すベースとのコントラストが結構癖になります。ちょっとNUMBERSっぽいけど、バンドとしての力強さや楽曲の完成度的なのも含めて、こっちの方が遥かに好き。

オープニング二組目のミドリは、この日の後藤まり子が精神的にかなりヤバい状態で、相当危ういバランスでプレイしてましたが、ステージ上のテンションはそれも手伝ってか異様な程に高く、各メンバーのプレイは、まるで鈍器で脳天からぐしゃぐしゃになるまで殴りつけるような非情な殺意に満ちていて、聴いていて身震いするほどでした。

そしてトリのズボンズは、パーカッションが抜けて四人編成となってからは初めて観たんですが、パワーダウンするどころかむしろ各メンバーの輪郭が明確になり、全員が一気呵成に前進してくるような強烈なサウンドにパワーアップしていました。特にpockyのドラムには更に磨きがかかり、叩けば叩くほどテンションが上がり、頂点で爆発したかと思うと、また積み上げていって果てしなく昇っていく、というズボンズ必殺のパターンの最強のエンジンとなっていました。

また、お客さんのリアクションもとても素晴らしかったです。実はファンダンゴは初めてだったんですが、まるで十三の土地柄を反映したような大阪の濃い血がたぎりまくっていて、昔から関西圏以外からのアーティストによく言われる、いわゆる「大阪のお客さんは云々」という典型のような、ステージに向かってタメ口でガンガン喋るわ他人同士でビール回し呑みしたり肩組んで踊り回るわの大騒ぎ。ライヴパフォーマンスも文句の付けどころの無い最高のものでしたが、年に何十回と観ていると素晴らしいステージを見せてくれるアーティストは沢山います。今日のライヴは、それだけでは無い、なにかドロドロしたエネルギーみたいなものが渦巻いていて、「ジスイズ大阪」を久々に感じることが出来て、めちゃめちゃ楽しかったです。

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