今日は、京都大学西部講堂に曽我部恵一BANDを観に行きました。この日のステージは、「meets ボロ」と題された、ロボピッチャー企画によるイベントでもあり、たっぷり5時間にわたってロックンロール満喫、という楽しい一夜になりました。
トップバッターは、関西出身・ROSE RECORDS所属、アニメーションズ。忌野清志郎を彷彿とさせるようなストレートでがむしゃらで、それでいて完成されたロックンロール。「ストレートでがむしゃら」なのに「完成されている」というのが、今時のロックンロールバンド、という感じがしますが、そんな中で「頭ひとつ飛び抜けている」と思わせてくれるような+αが何かあれば、という気はしますが、でも、曲もいいし演奏もパフォーマンスも格好良いし、いいバンドだと思います。
続いてのロボピッチャーは、これまで観た中では、演奏のテンションが最高に良かったのと、MCの面白さが抜群でした。歌ってる時あんな恐い顔なのに、喋り始めると口の達者な営業マンみたいになる加藤隆生に釘付け。
そして曽我部恵一BAND。サニーデイ時代の曲多めの選曲に、ソロ以降ファンになった僕でも、曲の素晴らしさに大興奮。メロディの殺傷能力が高過ぎて、「ロック=予習してからライヴに行くもの」という方程式が全く通用しません。
西部講堂の魔力か、演奏中のビールの摂取量によるものか、ステージ上のテンションが凄まじく、曽我部さんの、似顔絵にそっくりなビッグスマイルもオーラを発して会場全体のテンションを上げているようで、お客さんのレスポンスも進行に従ってどんどんヒートアップしていき、最後には全員「絶叫の渦」でした。
9時頃には演奏終了のはずが、遅れに遅れ、アンコールでは前回を踏襲するように、アコースティック・バージョンに変更(まあ、そのつもりだったんでしょうが)。すぐ目の前で「東京」「若者たち」「Mellow Mind」をアコギ一本、生音で歌う曽我部さんに、ちょっと感極まって泣きそうになりました(勿論、体形が変わってきたから、ではありません)。
やっぱり何度観ても素晴らしいです。毎回パワーアップしているところがまた凄い。今年のベスト・ライヴ候補ですね。
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