今日は梅田バナナホールに曽我部恵一の弾き語りライヴ「曽我部恵一 独り会 2007〜大阪篇」に行ってきました。
会場内はびっしりと椅子が並べられ、一般発売のチケットの人は指定の座席へ。追加券で入場したお客さんは立ち見。チケットは完売していて、横も後ろも立ち見のお客さんでいっぱいでした。
ステージに登場した曽我部さんは、日焼けして髪も切ったせいか、少しスリムになった印象がありましたが……さて。
この日のライヴは3部構成で、17時に「土曜の夜に」で始まった第1部は約1時間半のセットで、サニーデイ時代〜最新作「LOVE CITY」までのレパートリー＋カバー曲を数曲（はちみつぱい「塀の上で」、タイガース「モナリザの微笑」、尾崎豊「I LOVE YOU（Including「大阪で生まれた女」）」まで）、さらに大阪初披露の新曲、と盛り沢山。「さよなら! 街の恋人たち」にグッときました。
第2部は「愛と笑いの夜」10周年ということで、「東京コンサート」に続き、アルバム通りの曲順で全曲演奏という趣向。サニーデイはまるっきり後追いの僕には、殆どが生で聴いたことの無い曲だったので、昔からのファンの方とはまた違う感動が味わえました。「忘れてしまおう」、「知らない街にふたりぼっち」にシビれました。
最後の第3部は、カバー曲が無いこと以外は1部と同じルール（ややソロ以降の曲が多めだったかな。「シモーヌ」、「愛のかけら」、「真昼のできごと」あたりがかなり嬉しかったです。サニーデイでは「成長するってこと」に感動。「星を見たかい？」も素敵でした）でしたが、時間は３部中最長の2時間。これだけでコンサート一本分という長さです。
本編ラスト「土曜の夜に」〜アンコールの「魔法」〜「Mellow Mind」が終わり、客電が点いた時点で時計を見ると22時をとっくに過ぎていました。なんと、5時間越え。間に休憩を挟んでいたとは言え、一度のライヴで何十曲も歌い切ってしまうのはかなりハードだったんじゃないかと思いますが（事実、後半は少し声がかすれてきていたような気がします）、パイプ椅子で座り続け、立ち見のお客さんは開場時間から数えると6時間立ちっぱなし、女性の方に至ってはトイレで数十分並ばされ、ステージに引けを取らないほどハードだったわけですが、会場にいた全ての人が、色んなものを持って帰ることができた、素晴らしく贅沢で豪華なショーになったように思います。
まさに、「愛と笑いの夜」。
しかし、これだけ限界まで演奏してくれても、「世界のニュースをやらなかった」「ここで逢いましょうも聴きたかった」などと、観た後から次から次へと際限なく溢れてくるから、曽我部さんのライヴは何度も観に行きたくなるんでしょうか。
| ラブシティ | |
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曽我部恵一
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瞬間と永遠