今日は心斎橋クラブ・クアトロに!!!を観に行きました。
前回の来日の際、「せっかくいい演奏なのにATCの音酷過ぎ。クアトロで観たい」と書いてから早3年。念願のクアトロ公演です(とは言え、若干モチベーションが上がり切らなかったのは、新作が前作
と同じく、こぢんまりとした仕上がりだったから)。
オープニング・アクトにはALTZが登場。いやあ、楽しい。気持ち良く踊ってましたが、終了後、周りからは「きつかった」「やっと終わった」などの声。横の男子は寝てたし。!!!ファンには分からないか。ふん。
しばらくのセットチェンジを挟み、いよいよ!!!の登場。アルバム同様「Myth Takes」から始まり、徐々にテンションを上げていきますが、待ちこがれていた客が我慢しきれず、ド頭から絶叫しながら飛び跳ね、床を揺らしまくります。続いての「All My Heroes Are Weirdos」の激烈にハードなビートがフロアに投下された瞬間、即大爆発。クアトロのタイトな音がステージで生み出される強烈なテンションを漏らさずフロアに注ぎ込みます。
基本的に、どの曲もそんなに大差はありません。ほぼ同BPMの四つ打ちで、反復ビートを積み重ね、始終「ダンス」を要求する音楽。「静かに始まって徐々にテンションを上げていく」よりも、初っ端からピークレベルのまま5分でも10分でも引っ張り続けてしまう感じ(快楽指数がピークのまま持続し続ける「HEART OF HEARTS」がどれだけたまらなかったことか)。バンドが一体となって音をぶつけてくる時の強靭なエネルギーが圧倒的で、ボーカル(固定ではないので、その時マイクを握っている人)もステージを飛び回り、絶叫しながらフロアに飛び込み、お客さんとも一体となって、クアトロ全体でひとつの「音」を作り上げていました。
約1時間という短めのセットながら、出すべきものをすべて出し切ったような充実したパフォーマンスでした。
バカでかいギターリフ、ぐんぐんうねるヘヴィなベース、一晩中でも踊らせてしまいそうな転がり続けるドラム、全身で歌うボーカル……21世紀にとって、これこそが「ロックンロール」なのかも。
Myth Takes | |
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!!!(Chk Chk Chk)
インディペンデントレーベル 2007-01-24 おすすめ平均 |