今日は心斎橋クラブ・クアトロに赤犬を観に行きました。
オープニング・アクトのELECTRIC EEL SHOCKは、メタル寄りのロックンロールといった感じ。パフォーマンスは破壊的ながら演奏は意外と堅実で、テクニックもしっかりしていてなかなかのもの。ただ、やはり日本のこの手のバンドは、LOUDNESSの時代から今に至るまで、決定的な個性を獲得するには未だ至っていません。海外では高く評価されているそうですが、うーん……。
赤犬はレコ発ということで、セットリストも新作からの曲を全面にフィーチュアしたものに刷新。ライブでお馴染みの曲も多かったとは言え、どれも強力なキラーチューン揃いで、MCやロビン&ヒデオのミニコント以外では息つく暇も無い大盛り上がり。
ここ数年の間にすっかりバンドが安定してきていたようにも見受けられたので新作の出来が心配でもあったんですが、いやはや凄い。ますますパワーアップしてます。
特に今回のライブでは、改めてバンド・アンサンブルの強固さにスポットが当たっていたように感じました。やはりどんなに阿呆なことやってても、それは楽曲や演奏のクオリティが伴っていなければ単なる学祭バンド。やはりこの完成度の高さと、それに反発するかのようなしょうもなさ・安っぽさこそが赤犬の魅力ですね。
さすが大阪の秘宝館。惚れ直しました。
赤犬(仮) | |
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赤犬
Pヴァイン・レコード 2007-09-21 |