今日は新神戸オリエンタル劇場にラーメンズ 第16回公演「TEXT」を観に行きました。
前回から2年ぶりとなるラーメンズ本公演。その間、片桐仁は様々な舞台に登場し、小林賢太郎もソロ公演等を経ていて、それぞれの活躍ぶりを観ながらラーメンズ本公演を心待ちにしていた人は僕も含めて沢山いたでしょうが、今回が初見という人も、何度も足を運んできた人も、大満足出来る内容だったのではないでしょうか。
「TEXT」という公演名が表すとおり、小林賢太郎お得意の「言葉遊び」が主軸で、しかも、これまでに比べても作り込み・練り込みの度合いが尋常ではなく(これはソロ公演での経験を踏まえてのもの、という印象でした)、特に前半、「小道具無し・二つの箱と二人の役者」というオーソドックスなラーメンズ・スタイルで畳み掛けるようにステージからテキストを放出するコント群がとにかく見事。
ある時期からラーメンズのコントには、ストイック過ぎてあまり笑えなかったり、完成度の高さが鼻につくことがあったのですが、今回は(最後のコントがソロ公演出のラストっぽかったのを除けば)そういった「考え過ぎ」が空回りせずに完成度の高さが上手く笑いに繋がっていたように感じました。
そして、後半に用意された「ギリジン」「タカシと父さん」系ネタをはじめとして、ここ数回の公演の中では「片桐仁らしい」芝居が多かったのも嬉しかったです。それに伴い、小林賢太郎はツッコミ役に徹する機会も多かったんですが、しばらくこの形のコントを観ていなかったせいか、改めて「片桐ボケ+賢太郎ツッコミ」の相性の良さが際立っていて、ボケて笑い、ツッコんでまた笑う、というエスカレーションに、何度も息ができなくなるほど笑い倒しました。
ラーメンズとしては、もうやるべきことはやり尽くしたんじゃないかと思っていましたが、失礼千万。素晴らしかったです。大いに笑わせていただきました。
昔のように年に何度も、というわけにはいかないでしょうが、やはり年に一回は見せていただきたいものです、「二人による新作」を。
ラーメンズ 第15回公演 「アリス」 | |
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ラーメンズ
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ラーメンズ第16回公演「TEXT」レポートその4
ラーメンズ第16回公演「TEXT」レポートその4こんばんは、K太郎です。会場にはAppleコンピューターからと、根津サンセットカフェから花が届いていました。〜これまでのあらすじ〜愚弟の望みを叶える為、一か八かの賭けに出たK太郎その賭けに見切り発車で名