今日は磔磔に、キセルを観に行きました。
イベント以外で観るのは今回が初。この日は渚にてとのツーマンという豪華な組み合わせ。それも手伝ってか、会場内は当日券が余ったかどうか怪しいぐらい満杯状態でした。
その渚にては、前回クアトロで観て以来なので、随分久しぶりに観ました。
会場中の時間の流れを変えてしまうような、ゆったりとした曲調とサウンドに引き込まれ、うっとりと聞き惚れていました。久々に聴いて改めて感じるのは、柴山伸二氏の伸びやかな声の心地良さ。淡々と歌っているようで、力強く、だからと言って押し付けがましくないこの歌声が、なんと魅力的なことか。
サポートにエマーソン北村を迎え、メイン・アクトとして登場したキセルも、渚にてに比肩する独自の世界観(柔らかい関西弁のMCと相俟って)で会場を包み込んでいました。
キセルのような音楽の場合、CDで聴いていても充分、ということも少なくありませんが、このユニットの場合、ライヴパフォーマンスを観ないと真価が見えないバンドだろうと思います。会場の空気やリズムマシーンを操作する生々しさ、声の響き方等々、現場の空気を共有しないと感じられないエネルギーのようなものが音楽の一部のように感じられました。
アンコールで、今年リリース予定の新曲を一曲披露して閉演。次回公演はその新作を携えてのツアー、でしょうか。楽しみです。
旅 | |
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キセル
ビクターエンタテインメント 2005-05-21 おすすめ平均 |
花とおなじ | |
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渚にて
Pヴァインレコード 2004-05-07 おすすめ平均 |