今日は磔磔に、FRICTIONを観に行きました。
とにかく、一言で済ませてしまうと「凄まじいライヴ」でした。
「たった二人でどれだけのことが出来るんだろう」という懸念は、観終わった後には「二人だけじゃないとここまでのもんは作れんぜ」という得心に変わっていました。
中村達也のドラムは、これ以上どうあがいても出しようが無いというぐらいにバカでかくハイテンションな音で脳天をガツガツ叩いてくるし、RECKのベースは、オクターバーを使っているのか、高音域と低音域を同時に出してギターと兼用するという反則ギリギリの奏法で、バリバリに歪んだ音で一発「ばごぉっ」と爆音を発しただけでアドレナリンが放出され、全身の血がたぎるような興奮に襲われました。
磔磔のように、ステージ上で聞こえている音がフロアにダイレクトに飛び込んでくるようなハコでは効果てきめんで、鉄球でボカボカと殴りつけるようなハードなサウンドが一音たりとも減衰せずにぶつかってくる快楽に、ただただ浸り続けました。
自分も含め他のお客さんも、暴れるというよりも、目の前で繰り広げられるあまりにも激しい二人のインタープレイに気圧されているようでしたが、約1時間半のステージが終わると、物理的に引きずり回されたかのようにフラフラになっていました。
いや、あんな演奏、至近距離で聴いたら、ぶっ倒れてもおかしくないですって。
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FRICTION
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