三田村管打団? at 兵庫県立美術館(Hyogo)

この日は兵庫県立美術館に三田村管打団?を観に行きました。

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娘(楽・3歳9ヶ月)も連れて家族三人で、京都から阪急電車を乗り継ぎ、駅からの長い道を30分ぐらいかけて歩き、開演より1時間余裕を持って到着。

この美術館自体には過去に二度来たことがありましたが、子連れでは初めて。館の裏手に出ると海が見え、広々した歩道と階段、広場があり、小さい子供が遊ぶには絶好の場所でした。眺めも良く、美術館と言いながら、展示を見なくても楽しめる作りになっているところが素晴らしいですね。

ここで走り回ったりおやつを食べたりして時間をつぶした後、会場内へ。

会場はミュージアムホ―ルと呼ばれる250人収容の部屋で、2階まで続く固定の椅子席が大阪厚生年金会館大ホ―ルを思い起こさせます。

天井が高いわりに音の反響などはほとんど感じず、上の方の座席までしっかりと音が届くようにチューニングされているようでした。

開演時間が来ると、場内が暗転。「ハイライフ・ヒム」を奏でながら、2階後方からやや急な階段を下りて正面ステージへ。客層も年配の方が多く、いつもの管打団にはないかしこまった感じの空気の中でしたが、当然のごとく彼らはいつも通りの演目で、いつも通りのユルさ。
無料ライブなのにメンバーは13人とかなり多めで、演奏も2セット、がっつり2時間フルボリュームという豪華さ。そのわりにいつもライブ会場で見かけるお客さんが目につかず、お客さんのほとんどが初見かと思われるような方ばかりで、しかも広い客席が結構埋まっていたことに驚きました。この場所自体に、結構お客さんが付いているんでしょうね。普段から無料ライブを(勿論もっとカチッとしたものを)頻繁にやっているようでした。

この日は「レクチャーコンサート」と銘打たれていることもあり、演目に関する説明がいつもより少し多めにあったり(廣田氏、平岡氏による楽曲解説などは意外にレア)、バンド名の由来についての説明があったり(最後の「?」を「!」に変えようとしたことがあったが、元メンバーのある人(多分、あの人です)から駄目出しがあって今に至る、という話は初耳でした)、吉野氏とメンバーによる各楽器の解説が結構長めに行われたりと、いつもと違うことにも取り組んではいましたが、やはり緊張した雰囲気の無い、マイペースでのんびりとした空気はそのまま。
会場の音響の良さによるものか、メンバーの演奏はいつになく落ち着き、安定していたように聴こえました。スタジオライブを彷彿とさせるようなかっちりとした音は、屋外や特殊な場所での演奏が多い彼らにしても新鮮だったかも知れません。

娘は最初こそ椅子に座って聴いていたものの、1stステージの後半では徐々に落ち着かなくなったので、そもそも管打団をじっと座らせて聴かせるのもどうかというのもあり、2ndステージでは座席前のスペースに移動。

2ndではアリ氏・飯野氏のご子息もステージ前をうろつきながらの、よりいつもの管打団の雰囲気に。ただ、お客さんがいつもとは全く違う客層だったので、そこがマッチしていたのかどうかはよく分かりません。

客席前方で楽しげに踊っていた娘は、飯野氏のご子息からトランペットのおもちゃを取り上げて泣かせるわ、アリ氏ご子息もお揃いで持っていた同じおもちゃを返さずひとりで吹きまくるわで、親としては冷や汗かきまくりでした(この間、ステージ上で起こっていたことに関しては全く記憶がありません)が、最後にはおもちゃも返して仲直りもしたようで、とりあえずほっとしました。

本編ラストのキネンジローでは娘も大はしゃぎでステージ周囲を駆け回り、久々の生演奏を十二分に満喫出来たようです。

この日開催していた超・大河原邦男展は見逃しましたが、それがどうでも良くなるぐらい、楽しい一日でした。

この日のメンバー編成は以下。
clarinette 武田裕里子
soprano sax 亀井奈穂子
alto sax 澤井まり 飯野弥生
tenor sax 松田徹
trumpet 森本アリ
flugelhorn 平岡新
trombone 廣田智子 不動翔子 吉野竜城
tuba 河村光司 塩田遥
drums 塩入基弘

<セットリスト>
1st set
ハイライフ・ヒム
オオハラII
バイエルン
ココ
アザ・ブランカ
旅行
2nd set
マンモス
コッペパン
茶菓
PATA PATA
管打団、西へ
キネンジロー

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