この日はNamba BEARSにJOJO広重とGARLICBOYSを観に行ってきました。
JOJO広重は、前半は座っての弾き語り、後半はドラムス、ベースを加えてのバンド演奏。
歌もののソロは久々に観ましたが、フィードバックと限界まで歪んだ爆音ギターでのノイズフォークはさすがの破壊力。しかし、破壊だけではない抑制する力も強力に働いているところが、暴走一辺倒の非常階段にはない、JOJO広重としての魅力ですね。後半参加の岡野太も良かったですが、ベースもよく歌っていて、絶妙なハード・ロック・サウンドを生み出していました。
GARLIC BOYSは、昔から名前は知りつつも、ここに至るまで全くと言って良いほど聴いたことがなかったんですが、その理屈抜きに格好良い王道スラッシュメタルのサウンドと演奏の盤石さに舌を巻きました。
ベアーズってこんな良い音出るんか、と驚くほどの各楽器毎の音の分離・バランスの良さ。余分な歪みやフィードバックの一切無いザックザクのクランチサウンドは、自分の体調不良を忘れてモッシュに参加したくなるほど(しませんでしたけど)。
ANTHRAXを彷彿とさせる、ミクスチャー系のうねるようなスラッシュビートは痛快無比。中盤、やや飽きを感じさせるも、後半でガンガン盛り返すところがベテランならではといったところでしょうか。
演奏のタイト差は、リズム隊が世代交代していることによるものでしょうが、笑顔で楽しそうにツーバス踏んで高速タム回ししてるんだから、若いとは言えとんでもないドラマーですね。
ハッスル | |
GARLIC BOYS
エピックレコードジャパン 1995-11-22 |