この日はNamba BEARSで行われた「BEARS 23周年記念〜ギューンカセット祭」に行って来ました。
受付で支払いを済ませると、この日の全出演バンドとギューンのロゴのバッジを貰いました。埋火のロゴが全然見覚えのないロゴで、何げにギューンのロゴバッジが一番嬉しかったりして。
オープニングの道下慎介は、XIRA XIRA FANTASTICでの出演予定でしたが、後藤ミドリが急遽欠席とのことでソロでの演奏。ノイズを織り交ぜながらの爆音ギターで弾き語りをする、サイケな暗黒フォークでした。演奏も照明も、暗い……。
続いての平成女性はポップなパンクロックということ以上に、特に何も感じるところの無いバンドでした。須原敬三がベースを弾いていましたが、あまり相性がいい感じもしませんでした。
トリ前のjenny on the planetは、浮遊感のあるプログレテイストなサイケデリックサウンドが素晴らしいバンド。初見でしたが、この日最も印象的で、久々にバンド名をしっかりと脳裏に焼き付けよう、と思わせてくれる見事なパフォーマンスでした。ラストの曲の前でのドローンなサイケサウンドは、(客入れのBGMでもかかっていましたが)初期PINK FLOYDを想起させるパフォーマンスで、ものすごく格好良かったです。
ラストの埋火は去年の夏以来久々に観ましたが、また更に歌の表現力も演奏の成熟度も増したようなステージで、初耳の新曲二曲(明るめの力強い曲と、ドラムス志賀加奈子のボーカルとのハーモニーが印象的な激しい曲)も、新作への期待を煽るに十分な完成度の高さ。「だから私と」の後半、ハンドマイクで歌いながら踊る見汐麻衣のなんと可愛いことよ。
埋火はますます魅力的なバンドになっていっていますね。観てすぐに次のライブが楽しみになる、数少ないバンドのひとつです。
Jenny on the planet | |
Jenny on the planet
DAIKI 1998-09-01 |