この日は心斎橋クラブ・クアトロにDouble Famousを観に行きました。生で観るのはなんと燦RISE以来5年ぶり(それもそのはず、この日が初の大阪ワンマンだったらしいです)。はっきり言って、当時の演奏の記憶などほとんどありません。
多国籍ダンス・ミュージックなパフォーマンスは非常に楽しく、後半はおしゃれ気なお客さんを踊り狂わせるほどの熱狂ぶりで、15年の熟練の腕が冴え渡っていたという感じはあったものの、これといった決め手に欠けると言うか、2時間のショウを完璧に作り上げたというような完成度は無く、断片的な印象になっていたのは、やはりこのバンドにメンバーが意識を集中していた期間が15年の間にどれだけあったのか、その「断片化」の現れではなかったか、という風に思いました。
演奏は素晴らしいしパフォーマンスも見事だったわりに、何となく空気の漏れているような心許なさやガツンと食らうようなパンチが無かったのは、ゴッタ煮的なサウンドをバンド自身がまだ乗りこなしていないからではないでしょうか。
いい素材が取り揃えられているだけに、どこか消化不良な感が否めなかったのは残念。次回来阪時には、ライブ帰りに心の中に深く刻み込まれるような、痛快なライブを期待したいです。
ゲスト参加した二階堂和美はさすがのハジケっぷりとパフォーマンスでした。「夜来香」の間奏での「口胡弓」で会場が騒然としていたのには、彼女のファンとしてはニヤリとしてしまいました。
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