フラワージャンボリー、場末にて at ムジカジャポニカ (Osaka)

この日はムジカジャポニカ「フラワージャンボリー、場末にて」に行ってきました。

薄花葉っぱは、ザッハトルテでツアー中のウエッコ氏抜きの3人編成。と言っても初見なので4人だとどういう音になるのか分からないんですが、ベースの雰囲気はふちふな風、ボーカルはUAとテニスコーツを掛け合わせたような感じ。やりたいこと、表現方法、テクニックが見事に噛み合っていて、情感豊かな音世界に包み込まれるようなステージでした。最初、少しざわついていた客席が、曲が進むごとに、歌の中に引き込まれるように静まっていったのが印象的。

フレイレフジャンボリーも初見でしたが、この日はフルバンドではなく、クラリネット、トロンボーン、バイオリン、アコーディオン、ドラムによる小編成ユニット(それでも5人)。バイオリン、アコーディオンに焦点を絞った構成で、この編成用に新曲も用意し、アルバムで聴かれるお祭り的な演奏というより、腰を落ち着けてじっくり聴くような感じでした(瀬戸氏はひとり動き回りながらクラリネットを吹いていましたが)。ムジカのステージでフレイレフというのはちょっと無理があったかな……という気がしないでもなかったです。

トリのデグルチーニは、千原兄弟風の関西弁で怪しげな歌とMCを炸裂させる酔いどれ詩人のサウンドトラック。極めて個性的な世界観を表現する演奏家たちの技術は確かで、よくもまあこれだけけったいな音楽をやるためにメンツが集まったものだ、という点では赤犬と共通するものを感じました。ちょっと内輪ウケっぽい感じがしたところが残念。

薄花ドロップ
薄花ドロップ 薄花葉っぱ

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