桃梨 at ムジカジャポニカ (Osaka)

今日はムジカジャポニカ桃梨を観に行きました。

ムジカジャポニカは、カフェ経営とライブイベントが並行しているハコで、かなり小さめ。この日も椅子を並べて20人程度が座れるぐらいでした。その分、バンド、スタッフ、お客さんの距離が近い感じで、なかなか楽しい雰囲気です。

入場時に、チラシと一緒にオリジナルのチケット半券、可愛らしいいステッカーなどをいただきました。この辺りの気配りは、本当に嬉しい。みんな見習うべきだと思いますよ。

ライブは、寸劇を交えた第一部と通常のバンド演奏による第二部との二部構成。全編、大熊ワタルがゲスト参加。その大熊さん、シカラムータでは有り得ないハジケっぷりでした。奇妙な衣装に怪しい動き、ふざけたMC、そして低音轟くディープな歌声……と、今まで観たことの無い大熊さんの姿に戸惑うやら爆笑するやら……。

第一部ではさまざまなキャラクターを演じ、笑わせながらも「聴かせる」歌を披露していた上村美保子。本調子ではなかったのか、高域ではかなり発生が苦しそうでしたが、やはり歌心あるボーカリストは違うな、と思わせる「説得力」が随所から感じられました。

歌心で言えば、JIGENのベースも歌心を感じさせます。やはりこの人は、バックでブンブン弾いているよりも、ソロで弾いている方が、感情表現の豊かさやテクニックの確かさが際立ちますね。特に最近の曲で聴くことの出来る、初期の津軽三味線的なハードなピッキングではなく、ギターのように、ほろりと弾く時のデリケートなピッキングは、実に素晴らしい。

何ともほっこりするというか、楽しい楽しいライブでした。子供連れのお客さんも見受けられましたが、彼らのライブは、ぜひ子どもたちに見せてあげるべきですね。僕のようなやさぐれた人間でも、彼らの歌を聴いていると、自然と心が開けるような感覚を覚えるし、改めて「日本の言葉っていいな」と心底感じることが出来るんですから。

MMNS歌謡祭
MMNS歌謡祭 桃梨

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