今日は神戸WYNTERLANDにThe Birthdayを観に行きました。
The Birthdayのライブが初なら神戸WYNTERLANDも初。軽く道に迷いながら会場に着きました。ハコは非常にオーソドックスなバーカウンターが横手にあるスクエアなスペースで、薄暗さや空気の濁り具合が不良バンドにはうってつけ、といったような実にいい雰囲気。
肝心のライブですが、一言で言えば「半端なく格好良い」。
実はスタジオ盤を聴いた時点ではあまりピンと来ず、楽しめるものやらと心配していたのですが、やはり生で聴かないと分からないものです。バンド全体のタイトさは強力に説得力があり、スタジオ盤と同じように演奏しているようでも生での響き方は全く違いました。
そしてチバユウスケの生声のパワーにはすっかりノックアウト。単語ひとつ叫ぶだけで、人生総てを表現するような広がりや深みを感じさせてくれるあのしゃがれ声。「昔々。お侍さんがいました。おしまい」というMCが、あれだけ決められるのは彼以外にいないのではないでしょうか。
とにかく一曲一曲、リフのひとつひとつが漏れなく格好良く、全く違うのかも知れませんが、僕はAC/DCやStatus Quoを連想していました。つまり、極限までシンプルな、何の装飾もないロックンロールなだけで、だからこそ、一直線にハートをぶち抜く貫通力と一撃必殺のパワーがある、といった感じでしょうか。
そういう意味でも、やはりこのバンドの真骨頂は、聴かせるスロー・テンポの曲とじっくりシビれさせるミドル・テンポの曲ではないかと思います。速い曲だと、他のバンドと天秤にかけられますが、ミドル〜スローの曲は比肩するもののない「The Birthdayそのもの」と言える個性と表現力を感じさせてくれます。
また、生で観たい。
TEARDROP(初回限定盤)(DVD付) | |
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Birthday
UNIVERSAL SIGMA(P)(M) 2007-09-12 |