SUMMER SONIC 04 (Osaka)

「SUMMER SONIC 04」に行ってきました。すっかり定着してしまった都市型ロックフェスですが、僕は今年初参加。

まずは、オープニング・アクトのMUFASを、リスト交換に永遠並ばされ、半分ぐらい見逃してがっくり。(朝10時前からって、早すぎるよ……。)MUFASは、活動休止中となっている(すでに「元」とか書かれていますが)Pre-Schoolの大和田晃とecoの新ユニットですが、後期Pre-Schoolのテクノ・ポップ路線を強烈に押し進めたデュオになっているのかと思いきや、ドラム、ベースを含めた「Pre-Schoolの延長」といった感じの音。要するに、音楽性が変わってきて、従来のPre-Schoolの編成だと、だんだん辻褄が合わなくなってきたので、一旦解体して演奏スタイルにフィットする形でメンバーを再構成したという感じでしょうか。かなり大幅にスタイルが変わるのかと期待していたので、なんだかちょっと中途半端な印象でした。

そのあと1時間ぐらい何も無く(何なんだこの1時間は)、沖縄ドーナツなどを食べながら時間を潰したあと、B-DASHを観てみました。一本調子でペナペナなエンプティ・パンクと行った感じで、会場は物凄く盛り上がっているものの、こっちは全然盛り上がらない。あまりに極端な思考停止状態が今の僕には辛かったので、10分ぐらいで退散して、隣で演っていたジェット機を観ました。元気いっぱいなロックンロールといった感じで、普通に楽しめました。

その後、グッズ販売の気の遠くなるような行列に並ぶも、1時間たっても全然辿り着かず、次のJURASSIC 5に間に合わなくなりそうだったので、途中で断念。うう…サマソニ全然楽しくない…。

JURASSIC 5は、パワフルな4人のMCとサンプラーを絡めた2人のDJでガンガン盛り上げてくれました。特に2DJのショウタイムは、おもちゃ箱をひっくり返して遊び倒すような感じで、物凄く楽しかったです。ただ、OPEN AIR STAGEは、会場内が鉄柵だらけのスタッフだらけで、まるで牢獄のような環境にうんざり。(他の会場も、入る度にリストバンドと荷物チェックの繰り返しで、なんだかもう辟易)このあと、ここでN.E.R.DとMAD CAPSULE MARKETSとBEASTIE BOYS(うわ、全部CCCDだ)を観る予定でしたが、全部やめてSONIC STAGEに居座ることにしました。大阪のSONIC STAGEはZEPP OSAKAで、元々音も綺麗なライヴハウスだし。

まずはTHE FAINT。全くのノーチェックでしたが、かなり良かったです。パンクなバンド・サウンドにディスコ/ハウスなビートを重ねたスタイルは、!!!に近いのかな、と思いましたが、もっとシンセのフレーズはアシッドでダサカッコイイというニュアンスでした。

続いてはBOOM BOOM SATELLITES。過去にワンマンも含めて4回ほど観ましたが、イベントに出ると、確実に盛り上がりますね。コンパクトにハードでマッチョなセットを固めているからなんでしょうか。ワンマンでは、何故かあんまり盛り上がらないんですよねぇ……。なので、この日も最高。

そして、JUNIOR SENIORの登場ですが、何者かも全く知らずに観たら、物凄く楽しくて、この日のベスト・アクトでした。ビーチボーイズを連想させるような、どことなくとぼけた雰囲気のあるスカスカのロックンロールに、すっかりヤラれてしまいました。楽しい、楽しい。

その後は、、スチャダラパーを、ウトウトしながら観ました。朦朧としながら聞こえて来る「今夜はブギーバック」のサンプリングされた小沢健二の声は、まるで故人のような雰囲気で、なんだか……。

最後はSKETCH SHOWでしたが、皆BEASTIEやTHE MUSICに行ったらしく、会場内はガラッガラ。サマソニの客層にSKETCH SHOWは合わな過ぎるんでしょう。優しく、平和なエレクトロニカを、まったりと、寝ながら聴きました。

PHOTON PHOTON
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