毎月慈善団体に寄付してみるシリーズ・その2:パレスチナ

前回記事「毎月慈善団体に寄付してみるシリーズ・その1:シリア」より始めました、毎月、その時の個人的な興味で慈善団体を選び、寄付をするという企画の2回目です。前回同様、「あなたが救える命」に書かれた「100万ドル稼ぐ人は収入の5%」という基準と自分の収入、普段の「無駄な支出」を計算した上で算出した金額「6,000円」を寄付します。

ルールも変わらず、寄付先は、「有名でなく、大規模でないところ」から選びます。また、その団体の候補は、JANIC正会員の中から選ぶことにします。

というわけで、今月は、トランプによる「アメリカ大使館のエルサレムへの移転」によって改めて注目を集めることとなった「パレスチナ」への援助を行っている団体から選ぼうと思います。

パレスチナの問題は、宗教、戦争に翻弄された長い長い歴史のために一筋縄では理解できない複雑さを持っています。今回、アメリカが大統領の支持基盤となるユダヤ系右派に対する「親イスラエル」の姿勢を示すために、イスラエルが戦争によって占拠したエルサレムを「イスラエルの首都」として大々的に認めたことは、中東和平に対して絶望的な打撃を与えてしまったのではないでしょうか。

第二次大戦後、数十年にわたって国際社会が解決の道を探りながらもたどり着けない深刻かつ重要な問題なだけに、日本でもパレスチナへ支援している団体は数多くあります。

大きな団体から挙げると、ピースウィンズ・ジャパン国境なき医師団セーブ・ザ・チルドレン

それ以外の援助団体を、寄付候補として以下に列記します。前回同様、100以上の団体から手作業で整理しましたので、取りこぼしなどあった場合はご容赦を。

パルシック(PARCIC)は前回も取り上げた団体。2014年の紛争以降、パレスチナへの支援を行なっています。
ナクバを前に | 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC)

パレスチナの名を冠した「パレスチナ子どものキャンペーン(CCP Japan)」は、1986年から活動している団体。シリア難民や国内では東北の被災地支援なども行なっています。
パレスチナ子どものキャンペーン

聖地のこどもを支える会も、主にパレスチナの子どもたちへの教育支援などを行なっている団体。こちらの活動は1990年から。
認定NPO法人 聖地のこどもを支える会

こちらはパレスチナ、東ティモール、ミャンマーへの支援を行なっている団体。パレスチナでは子供達へのメンタルケアを中心に活動されているようです。
地球のステージ

アフリカ、中東、アジア各国で支援活動を行なっている日本国際ボランティアセンター(JVC)は、パレスチナでも活動しており、現在東京で写真展も開催中の模様。
国際協力NGO 日本国際ボランティアセンター(JVC)

以上です。

PARCICは前回寄付を行ったので候補から外します。JVCも地球のステージも複数国にまたがって支援活動を行なっていますが、寄付の用途をパレスチナに絞ることができます。

報告書を見比べると、パレスチナ子どものキャンペーンだけデザインがしっかりしていて、他は実にシンプル。という感じ。パレスチナ子どものキャンペーンがJVCを上回る予算で活動していることには驚きです。他の団体は、それより一桁以上下がります。

どちらの団体に寄付するか悩みましたが、支援金の流れについて比較的わかりやすかったこと、スタディツアーなど、現地との交流に対するスタンスに好感が持てたことなどから、聖地のこどもを支える会に寄付することにしました。言うまでもありませんが、あくまでも一団体に絞るための個人的な理由付けですので、団体ごとの優劣を示しているわけでは全くありません。

寄付の申し込みページから、任意の額を各種クレジットカード決済で寄付することができました。

palestine

パレスチナの問題は日本人には直感的に理解しづらいところがありますが、「対岸の火事」ではなく、僕の、あなたの問題だ、と考え、あなたなりの援助の方法を取っていただければと思います。以下、田中龍作ジャーナルからの引用です。

 「日本は世界の中でも別の国。第2次世界大戦の後、戦争を止めて経済繁栄を遂げた。日本はピースフルカントリー。一度日本に行きたい。それが私の夢です」。彼女はそこまで一気に話すと「私たちの国と全く違う」と言って目線を落とした。

 田中は逡巡した。本当のことを話せば彼女の夢を壊す。しかし、もし彼女がお金を貯めて日本に来て、現実を知ったら、どうなるだろう? 立ち直れないほど落胆するだろう。

 思い切って実情を明かすことにした。「それが違うんだ。プライムミニスターが愚かで、平和な国から戦争ができる国に変えてしまったんだ」「きのう飛んだドローンはイスラエルと日本が共同開発してるんだ」。

 彼女は見る見る顔を曇らせた。唇に人差し指をあてたまま押し黙ってしまった。

それではまた来月。

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