長岡京ソングライン ’11 at 長岡天満宮 (Kyoto)

この日は長岡天満宮で行われた「長岡京ソングライン ’11 」に行ってきました。

songline11.jpg

僕は長岡京に住んでいて、長岡天満宮と言えば、娘(現二歳三ヶ月)はここで歩けるようになったというほどの訪問頻度。去年も娘を寝かしつけるために天満宮まで散歩して、ろびさんに視聴会のお礼だけ言って帰って来たほど日常の中に溶け込んでいるので、逆にガッツリ楽しもう、と思って来場したのは、娘が歩けるようになった今年が初めてでした。

娘はライブに連れて行っても数十分ですぐに気が散るし、今はトイレトレーニング中でトイレ位置の確認も欠かせず、さらに食事は三食時間が決まってるし就寝時間も早いので、大体どんなライブ会場に行っても慌ただしく動き回ってほぼ何も観られず(少なくともまともに感想を書けるほどには観られず)にそそくさと帰路へ……というパターンに陥るんですが、勝手知ったる天満宮、しかも片道徒歩20分という手軽さもあり、かなりゆっくりじっくりと楽しむことが出来ました。

10時頃に広場のステージに到着し、娘は演奏を観たがり最前列へ。りえちょ〜Prof.Moriarty&Smiley-Toddを観てから、昼食を食べにテニスコート脇へ。去年はステージが無かったと記憶していましたが、ここに竹林ステージが。音楽を聴きながら、常設の使い慣れたテーブルで家族三人揃って嫁の手作りおにぎりを食べ、KAMAMOTOMIKAをこれまた娘が最前列で観てからベビーカーに乗ってお昼寝。

梅の丘ステージはベビーカーで入りにくかったので、少し大回りして広場ステージへ戻り、水上橋ステージに寄ったりカルマセーキを観たりしている間に娘起床。水上橋でコルクス、広場でサカノウエヨースケをやはり最前列で観たあと、おやつを食べてから石川寛也〜国吉亜耶子and西川真吾Duoを観て、水上橋で蜜を(もちろん最前列で)最後まで観てから帰宅。

この日観たアクトは全て初見&初耳でした。

会場は老若男女問わず雑多に集まった庶民的な空間でしたが、そんな不安定な環境の中、空回りを起こしたり上滑りすることもなく、どのミュージシャンも会場の空気を見事に掴み、巧みに盛り上げて極上の時間を生み出していました。お客さんも実にノリがよく、天満宮の普段の生活空間と馴染みながら心地良い空気を漂わせていて、居心地の良さも音楽の楽しさも申し分無し。

演奏を楽しみながら、子どもの面倒も見る……という両立がいつもなかなか難しく、たいてい子どもに振り回されて、ほとんど観た気がしないまま帰ってしまっているんですが、知らないミュージシャンばかりだったのでこちらも気合いが入っていなかったこと、しかしパフォーマンスが実に素晴らしかったこと、子どもも楽しそうに踊ってたこと、演奏時間が娘の集中力が続く程度に短めだったこと、天満宮が広いので逃げ場が沢山あったこと、野外で圧迫感がなかったこと、天気が良かったこと、家が近いので物理的にも心理的にも楽だったこと……と、見事に好条件ばかりが重なり、初めて家族揃って音楽イベントを堪能した満足感を得ることが出来ました。

あと、長岡天満宮のフェス会場としてのポテンシャルの高さにも驚いたので、誰か春フェスも企画してくれないかな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください