インセクツ カレー ジャンボリー at sunsui (Osaka)

この日は鰻谷 燦粋で行われた「インセクツ カレー ジャンボリー」に行ってきました。

開場より1時間半遅れて入場。入り口は行列、場内も沢山の人で賑わっていました。

仕事の都合とは言え、この開場入りの遅れが仇となり、受付で並んでる間にカレーのご飯が切れてしまい、炊きあがるまでお預け状態に。
物販や古本のコーナーを歩いていると、カレーを食べつつ紙のおとうた通信の最新号の束を抱えたおとうたさんが、一部だけお札のように抜き出して僕の方に向かってきました。配って歩いてるのかと思いましたが、エジレコのコーナーにでも納品しに行ってたんでしょうか。

なしを氏と仕事の件も含め諸々打ち合わせをしたり、HOP KEN杉本氏とピュアオーディオ視聴会のお話などをさせてもらっているうちに（杉本氏は、ハイエンドオーディオ業界について僕が問題視していることに関して、正に同じ疑問や不満を持たれていたので、いつか何とかして視聴会に参加いただきたいです）、遠藤賢司のライブがスタート。

遠藤賢司は初見で、これまでに1曲も聴いたことがありませんでしたが、時にこれ以上無くハードに、もしくはこれ以上無く優しく歌われるパフォーマンス、MCで語られる、柔らかな物腰ながらストレートで熱く、ひたすら誠実な言葉にシビれました。弾き語りで、極限まで声を振り絞り、弦を弾きちぎらんばかりにピッキングする姿は、音楽家というよりは、舞台役者のように見えました。最後、見得を切るようにして、肩を怒らせ立ち去る背中にかけられた観客の「よっ、エンケン」含めて、「音楽道」とでも言えるような、ストイックな美学を感じました。

エンケン終了後、ご飯が炊けたらしいのでカレーを注文に。結構長めの行列に並んでようやくたどり着いたガネーシュのカレーはとても美味しかったんですが、ミニカレーなのでおかわりしないと食べた気がしません。もう一度並ぼうとすると、またもご飯切れ。結局、カレーは一杯しか食べられませんでした。食い足りな過ぎて帰りにココイチ行きたくなりました。

DJごはんのディスコなナンバーが続く選曲に腰を振りながら、もうひとつのバンドの登場を待つ数十分。ステージに現れたのはEXEDEXEXの面々。こちらも初見でしたが、エンケンとは打って変わってのハードコアサウンド。ハードコアと言ってもどことなくチャーミングで、赤犬やアウトドアホームレスを思わせるジャンク感が楽しいハチャメチャさ。咆哮をあげる鈴木裕之画伯が津山篤に見える瞬間があったので、ちょっと想い出波止場も連想したりして。

30分ぐらいでライブは終了し、時計の針は22時44分。体調も悪かったので、いそいそと帰路につきました。

遠藤賢司実況録音大全第二巻 1977-1986
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