とうめいロボ at OOH-LA-LA (Kyoto)

この日は西院のウーララとうめいロボを観に行きました。

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ウーララは初めて行きましたが、磔磔とムジカを足したような、いい雰囲気のハコですね。

二部構成で、一部はギター弾き語りで、1stの曲や「とうめいロボ」以前の曲などをたっぷり披露。しゃべり声からそのままのトーンで入っていくようなナチュラルな歌い方でありながら、美しく心に染み入るエモーショナルな声、情景を短いセンテンスで鮮やかに描き上げる歌詞世界に、じっくりと浸ることができました。

「ふわふわちゃんとマドレーヌ」では、最前列(僕の隣)に座っていた彼女の母親をステージに上げ、タンバリンを演奏させるというサプライズも。しかし、お母さんが演奏中どんどんリズムがズレていき、そのたびに千尋氏が手拍子をして修正するという、微笑ましい親子競演になっていました。

後半には、キツネの嫁入りの金子尚代、くまくまキーの二人との共演も交え、一部は終了。

休憩を挟んでの二部では、千尋氏は、一部での白くてふわりとしたノースリーブのワンピースから、柄の入ったタイトなものにお色直し。うーん、どちらもとってもかわいらしい。

様々なゲストを交えての豪華セッション(詳細は下記のセットリストを参照)は、まるでレコ発のような贅沢さで、中でも白眉は「雪」の、「Kota Masumoto version」と「とうめい階段version」での演奏。幻想的な前者、抑制されたノイズを慟哭するようにJOJO氏がかき鳴らす後者、どちらも実に感動的でした(JOJOさん登場時には、機材のセッティングに数分かかる間に、じゃんけん大会が行われ、勝った数名に千尋氏からお菓子がプレゼントされるという唐突なイベントも)。

そして後半では出演者全員が登場、さらに客席にもカスタネットが配られ、ハイテンションで「黒猫音頭」を演奏。最もノリノリだったのは、この日終始笑顔を絶やさなかったJOJO氏。なんと「しっぽののこり」では、光るネズミの耳を須原氏、枡本氏に着け、自らも装着する(しかもJOJO氏が自分で買ってきたらしい)という、想像を絶するサービスカットに場内爆笑&写メ撮り大会に。

須原「え、これどういうこと」
JOJO「俺も冠るから」
枡本「社、社長が、生き地獄を……」
JOJO「滅多に見られないよ」
千尋「写メ摂りたい人は、今」
須原「今日は許すな。mixiアップも」
枡本「まさかでも、こういう形で、JOJOさんとまた共演できるとは……」
千尋「この耳は広重さんが買いに……」
JOJO「勿論です。レジに出すのが恥ずかしかったです」

いやぁ、ものすごく貴重なものを観てしまいました。

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アンコールでは、再び弾き語りで締めくくり、約2時間半のショウは終了。ストイックな歌の世界にとどまらず、お遊戯的な遊びの要素や、じっくり聴かせる一部とイベント的に盛り上げる二部、という構成の巧みさは、この日一日を特別なものにしたい、という千尋氏とその仲間たちの思いが強く感じられ、僕にとってもこの日のライブは、やはり特別なものになりました。

〈セットリスト〉
透明なじかん
空とレディーバード
とうめいロボ
ツバメの影絵
アルペジオ
ルルカ・リルカ
ふわふわちゃんとマドレーヌ
ソライロキャンディー(with 金子尚代)
スープが冷めたら?(with 石原慧、岡茂毅)
庭(with 石原慧、岡茂毅)
てがみ(with 石原慧、岡茂毅)

〜休憩〜

雪(Kota Masumoto version)(with 枡本航太、添田雄介、須原敬三、みやけをしんいち)
羊(with 枡本航太、添田雄介、須原敬三、みやけをしんいち)
あさひ(with 添田雄介、みやけをしんいち)
ポケット(with 添田雄介)
soda ball(with 須原敬三)
馬車(with JOJO広重、須原敬三)
雪(とうめい階段version)(with JOJO広重、須原敬三)
黒猫音頭(with 出演者全員+ばるる)
しっぽののこり(with 出演者全員+ばるる)

〜アンコール〜

ひだまり
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