今日は「FUJIROCK FESTIVAL」二日目に行ってきました。今年は行かないつもりだったんですが、地震があったり、Fatboy Slimが来たりしたので一日だけ参加しました。
始発の新幹線で京都〜東京〜越後湯沢へ。到着時は晴れていましたが、シャトルバスに並んでいる間に徐々に曇り出し、乗車時には完全に雨でした。
苗場に着いて、まずリストバンド交換へ。一日券はICチップとかありませんでした。
オフィシャルグッズショップに並んでいると、雨は本降りになり、大行列と土砂降りの中、3時間近く立ちっぱなしの挙げ句、刻一刻とグッズが無くなっていくという四重苦。結局目当てのグッズは売り切れたものの、何も買わないのも癪なのでTシャツを2着ほど買って会場へ（この時点で2時半。うう……）。
会場は既にハードなぬかるみ状態。ジャパンで買った作業用の長靴に履き替えると、なかなか快適。どろんこ道をべちょべちょ歩き回りました。
とりあえず カリフォルニア・ギター・トリオを観にオレンジコートへ。ベースのトニー・レヴィンばかり観てました。かっこええなぁ、トニー・レヴィン。
全く予習してなかったので、タイムテーブル見ながらウロウロしていると、ホワイトステージではサンボマスターが演奏中。初見でしたが、もう完全に打ちのめされました。音楽に対する真剣さや壮絶な愛情がリアルに伝わってくる熱いMCとタイトなバンドサウンドが、ホワイトステージ1万人のキャパを埋め尽くすほどの人気の秘訣なんでしょう。感動しました。ちょっと泣きそうになりました。
作業用の長靴が想像以上に履き心地が悪く、どんどん足が痛くなってきたので、この後はグリーンステージに留まることに。雨が止み始めたタイミングで、Asian Dub Foundationの登場。ワンマンでも観ましたが、このバンドの場合は、大舞台の方が本領を発揮しますね。水を得た魚のように、グリーンの観客を掌握していました。
続いてのBeckは初見でしたが、エンタテインメント性溢れるパフォーマンスに圧倒されました。アルバムで聴くと、あの「グランジの亡霊を背負ったような声」が生理的に受け付けず、僕には厳しい感じだったんですが、ライヴでは歌い方もアレンジも全く違う印象でした。随所にちりばめた演出がとにかく見事。ちょっとフランク・ザッパみたいですよね。
そしてグリーンのトリは、「笑顔が素敵なパーティ奉行」・Fatboy Slim。サッカーワールドカップの時に「サッカー観戦ついでに来日」した時に観て以来ですが、より一層「アホ度」が増している感じでした。
曲の繋ぎは大雑把、展開は支離滅裂。でも、やたら楽しい。しかも、Armand Van Heldenの「MY MY MY」をかけた辺りから雨が強くなり、激しく瞬く照明に混じって、天然のフラッシュに、絵に描いたような稲光。その度に観客のテンションが上がり、便器の爆発する映像（これもアホやなぁ……）に合わせて、ヘヴィな雷鳴が轟く、という強力な演出がバックアップ。この日ばかりは、雨に感謝。
ノーマンも、あの手この手で盛り上げます。時にはステージ前方で踊り回り、時にはカメラに向かっておどけてみせたり。
後半ではステージ上からスマイルマークの風船が大量に観客へ投げ込まれ、テンションはピークに。
それにしてもこのスマイルマーク、もう出てくるだけで笑ってしまうというか、なんか魔力がありますね。
ラストは「Praise You」のヘヴィなハウスミックスと踊りまくるスマイルマークのアニメーションで終了。最高に楽しかったです。（エレグラ出ないかなぁ……。）
その後少し休んで、Red MarqueeでTOWA TEIのDJ。相変わらずのキラキラのフィルター・ハウス。超アップリフティングな感じで、ものすごく盛り上がりました。Fatboy Slimの後に観ると、上手さが際立ちますね。
続いてのCagedbabyは、ちょっと苦手な感じのエレクトロ・ポップだったので、ちょっとチル・アウト。
VITALICは、ハードエッジでビッキビキ。超格好良い。（エレグラ出な……もういいか。）
最後は「世界一のDJ」Laurent Garnier。前半の壮大でドラマチックな展開から、ダンスフロアでお馴染みNIRVANAの「Lithium」などロックな感じになったところで退場。オアシスで夜食の野菜カレーを食べながら空を見上げたら、月が出ていました。雨は今日だけかぁ……。
やっぱりあれですね、一日だけの参加だと、色んな意味で厳しいですね。
どうしようかな来年。
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