「“いい試聴機”で聴こう!ほ〜ぷ軒わくわく試聴会」9/8お昼スタート

wakuwaku_20120807113253.png

9月8日(土)の14時より、epokにて「“いい試聴機”で聴こう!ほ〜ぷ軒わくわく試聴会」という、新しい試聴会を開始します。


「“いい試聴機”で聴こう!ほ〜ぷ軒わくわく試聴会」
日時: 2012年9月8日(土)
13時オープン、14時スタート
会場: 南船場epok
入場料: 無料(ドリンク代500円別途)

これまで僕がやらさせてもらっていた「“いい音”を聴こう!ピュアオーディオ視聴会」では、「オーディオ離れ」著しい若い音楽ファンに、「オーディオってこんなにすごいんだよ」「いつも聴いてるCDやレコードには、こんなにたくさんの情報やアーティストの思いが詰まってるんだよ」ということを伝えたいと思い、A&Mの試聴機でピュアオーディオサウンドを楽しんでいただくイベントでした。

視聴会に来ていただいた方々には概ね好評だったんですが、一方で「音が良いのはわかったけど、こんなの買えるわけないし……」という感想をたくさんいただきました。その都度「高けりゃ良いってもんじゃないよ。お金をかけなくても、工夫次第で音は良くなる」ということを繰り返しお話ししてはきましたが、疑問はあまり晴れなかったようです。

そんな中で、アサヒステレオセンターに“オーディオの買い方”を訊いてきましたという記事を書きました。これは、日本橋にあるオーディオショップ・アサヒステレオセンターでお話を伺った内容を下に書き起こした、「ぶっちゃけ、いくらかかんのよ」という点にフォーカスして、初心者向けにまとめたものなんですが、この記事に対するレスポンスは皆無に等しく、前述した疑問は相変わらず突きつけられ続けました。

僕としては、アサヒステレオさんで気軽に相談すれば良いよ、と繰り返してきたつもりでしたが、まあお店のイメージや雰囲気もあって(オーディオショップに行く、という習慣が無いと行きづらいのは確か)なかなか足を運んでいただけないようでした。

一方でアサヒステレオセンターでは、Twitterやブログを通じて、若い音楽ファンをオーディオの世界に誘い込む施策を繰り返していました。そこで僕がお訊きして驚いたことは、「若い人の中には、ヘッドフォン(やヘッドフォンアンプ)には数十万出す人がいる」ということ。そして、そういった若者の多くが「ライブにはあまり行かない」ということ。

面白い傾向だな、と思ったのは、僕が視聴会にお誘いする人、僕の視聴会に来てくださる人の多くは、「ライブにはとにかく沢山行く」けれど「ヘッドフォン含めオーディオ機器にはあまり興味がない」んです。どちらもすごく偏っているんですが、方向が真逆なんですね。

そしてA&Mの三浦社長は、超すばらしい最高のオーディオ機器で超すばらしい最高の音源を聴くイベントを行いながら、若い人がオーディオの世界に顔を向けてくれるための下地づくりに徹する、ということを自覚的にされていました。

「彼ら、彼女らがA&Mの製品を買ってくれなくても全然構わない。ここで聴いてくれた若い人がスピーカーの一つでもどこかのお店で買ってくれればそれでいい。だから、どこかのお店なりメーカーがその受け皿になってほしい」

と話されていました。

で、その時から僕の頭にはアサヒステレオセンターしか無くて、実際DSD試聴会をやらせてもらったりしながらいろいろお話をさせてもらっていても、オーディオ業界に対する問題意識や考え方がほぼ一致していたので、DSD試聴会以外にも一緒に何かやりたい、とはずっと思っていたんです。

その後、4月に杉本くんのお誘いでepokでA&Mの視聴会をやらせてもらいました。ちょうどその月に杉本くんが音楽のセレクトショップ「ほ〜ぷ軒」を始めていて、視聴会の中で「店長のおすすめ」という感じでお店に置いてあったCDを2枚ほどかけさせてもらいました。

視聴会終了後、杉本くんが「ほんとはレギュラーで視聴会やりたいぐらいなんですよね」と言ってくれたのですが、その中には、お店の商品を“いい音”で試聴してもらいたい、という気持ちもあったでしょうし、僕もそんな試聴会がやってみたいと思いました。ただ、三浦社長を引き連れての視聴会は、なかなかおいそれと出来ず、オーディオ機器を貸りるにも、A&Mは小さな工房でハンドメイドしているメーカーなので、試聴用の機材が自由に貸してもらえるわけでもない。でも……。

「もしかしたら、アサヒステレオセンターに相談したら、貸してくれるかも」

ここで僕の中での色んな伏線が一本になりました。

ピュアオーディオ視聴会で少しでもオーディオに興味を持ってくれた人のための受け皿になり、epokの販促にもなる。そして、アサヒステレオセンターの客層と、ピュアオーディオ視聴会に来てくれた客層との「真逆な属性」の人たちをミックスすることのできる場。

この「真逆な属性」については、以前松村さんがトークイベントで話されていた「心のローカル」がずっと心に残っていて、その頃から僕の中で試聴会をやっていく上でのテーマとなっていたことのひとつでもあります。

オーディオ業界自体が強烈にローカルなカルチャーで、すぐ隣にあるように見える「音楽」のカルチャーにさえ容易にコミットできずにいる、という歯がゆさを抱えながら老化してゆき、その規模を縮小していっています。僕がA&Mの試聴室で、僕自身の「音楽のローカル」と結びつけて、neco眠るやBRAZIL、ゑでぃまぁこん、テニスコーツ、yumboといった、およそオーディオメーカー主催の試聴会ではあり得ない音源をかけてもらったのも、そんな「ローカル」を強引にまたいで繋ぐためにやったことですし、それでも「ローカル」同士の距離がなかなか埋まらない……という思いから旧グとepokで出張視聴会をやったわけです。

そして音楽の中でも当然たくさんのローカルがあって、僕は僕のローカルの中で試聴会を続けてきたわけですが、「ヘッドフォン(やヘッドフォンアンプ)には数十万出すけどライブにはあまり行かない」という、僕の周囲とは真逆のローカルが若い世代に存在していると聞いてしまっては、それを無理矢理にでも直結してみたい、と思ってしまうわけです。

……とまあ、そんなわけで、「“いい試聴機”で聴こう!ほ〜ぷ軒わくわく試聴会」では、50年の歴史を誇る大阪の老舗オーディオショップ・アサヒステレオセンターさんに高級ピュアオーディオシステムをご用意していただきます。

イベント自体に使う機器は高級機ですが、サブ機として、数万円台のリーズナブルのセットを展示し、お店の音源や持ち込み音源を自由に試聴出来るようにしたいと思っています。そしてこちらは試聴会終了後、しばらくほ〜ぷ軒店頭で試聴用においてもらえないかということも検討中です。

「“いい試聴機”で聴こう!ほ〜ぷ軒わくわく試聴会」第一回は、ほ〜ぷ軒の商品=音源を、杉本店長のナビゲーションでお聴きいただく「とにかくちゃんと聴きたい・聴かせたい!”要チェック盤”特集」です。

どんな音源をかけるのか、どういう進行にするのかは、まだ色々模索中/醸成中なんですが、杉本くんが選んでくれる音源は、多分「なんちゅうもんかけんねん」みたいな(色んな意味で)すごい音源が続出することになるでしょうから、かなり面白いことになるんじゃないかな、とは思っています。

この機会にぜひ、ほ〜ぷ軒に並ぶ尋常ならざる商品群を“いい音”で聴いていただき、気に入ったら買ってかえってもらえるといいなと思っています。

音響・音源・現場の雰囲気含めて、ちょっと他にないようなタイプの試聴会になること請け合いです。長文書いてしまってますが、あんまり気合い込めた感じではなくて、わりと脱力した感じのユルい試聴会になると思います(だからこんなちゃらんぽらんなタイトルなんです)ので、タワレコの試聴機で聴いてみるぐらいの気軽さで来てもらえれば嬉しいです。もちろん、せっかくピュアオーディオのシステムが並びますので、持ち込み音源を聴いてもらう時間も用意させてもらいます。

ぜひ皆さん、9/8のお昼はスケジュールを空けておいてくださいませ。

[当日の使用予定機器]

【メイン環境】
スピーカー:QUAD ESL2805(¥1,470,000- 税込定価)
パワーアンプ:Spectral DMA-200(¥1,197,000- 税込定価)
プリアンプ:Spectral DMC-15SS(¥840,000- 税込定価)
CDプレーヤー:marantz SA8004 (¥100,000- 税込定価)
DAコンバータ:weiss DAC202 (¥787,500- 税込定価)
ターンテーブル:ROKSAN RADIUS5(¥262,500- 税込定価)

【サブ環境】
スピーカー:marantz LS603(¥19,800- 実売価格)
プリメインアンプ(DAC):NuForce Icon2(¥35,800- 実売価格)
ターンテーブル:DENON DP-300F(¥45,150- 税込定価)
※その他、オーディオアクセサリーの販売も行います。意外に知らないオーディオ周辺の小物関係。この機会に知って、見て、よろしければご購入を。

Leave a Reply

XHTML: You can use these tags: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>