音遊びの会ワークショップにお邪魔してきました

6月24日に音遊びの会の公開ワークショップがあって、予約もしていたんですが、あいにくこの日はどうしても都合がつかないことになってしまい、行けなくなってしまいました。しかし、通常のワークショップへの参加を勧めていただいたので、この日、家族揃ってお邪魔してきました。
場所は、神戸大学発達科学部。

娘(楽ちゃん。3歳)は沼田さんに「京都で貝つぶさんを助けた子」と紹介してもらいました。なんとも嬉しい。

「自由に遊んでいってください」というお言葉に甘えて、始まる前からドラムを叩いてのびのびと遊んでた娘は、前半の音遊びのメンバーでのフリーセッション中も、両手に鈴の入ったボールを持ってあちこち飛び跳ねて振り回し、超ご機嫌。

後半でのメンバー数名を組み合わせての、いつもの音遊びでもお馴染みのスタイルでのセッションでは、出だしで娘が選出。この時は娘の側に僕が座って演奏するのを見守っていたんですが、その後の、演奏者として選ばれていないその後のセッションでも、一人で勝手に前に行ってドラムを叩いたりボール持って踊ったりを繰り返していていました。しかし娘はその時の方がのびのび演奏していて、しかも人の演奏を聴きながら反応しているような素振りも見せるなど、引っ込み思案でそのくせ我が強い内弁慶気質な娘と思い込んでいた親としては驚くばかり。

音遊びのメンバーのご家族の方によるセッションには僕ら夫婦も参加させてもらったんですが、これが端で見ているのとは大違いで、ものすごく難しい。周りの音を聴こうにもモニターが無いので相当集中しないとどんな音になってるのか分からないし、自分の音がどう絡んでるのかもさっぱり見当がつきません。次に出すべき音がさっぱり分からないまま、無駄に時間を過ごしてしまった感がありました。

スタッフの方もメンバーの皆さんにもとても良くしていただき、時間が過ぎるのが惜しくなるぐらい楽しませていただきました。特に娘は2時間半ぐらいの滞在中、ほとんど留まることなく動き回り、踊ったりピアノ弾いたりドラム叩いたり階段を昇ったり降りたり鏡とにらめっこしたりと、終始ご機嫌に遊びたい放題。僕も嫁もすごく楽しかったんですが、夫婦二人だけだったらこんな楽しみ方は絶対出来ないし、娘のおかげですごく面白い経験をさせてもらいました。

音遊びの会のライブに行くと、めちゃめちゃかっこ良かったり大笑いしたり感動したりと、色んなことが即興の中で発生し、結果すごく衝撃的なパフォーマンスになるんですが、観た後はいつも「あの言葉にできないような楽しさは、一体何なんだろう」と不思議に思います。この日も結局それは分からずじまいだったんですが、娘の、今まで見たことの無いような「活躍」ぶりを見て、演奏者それぞれの個性が発揮される「音遊びの会」というフォーマットが、人間の本質をすごく深く鋭く捉えているんじゃないだろうか、と感じたり……他にもいろいろ思ったことがあるんですが、やはりまだうまく言葉にはできなさそうなので、また次の機会に。

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