この日は、午前中に大阪中ノ島公会堂前広場で三田村管打団?を観て、その後大阪城公園へ移動し、ちんどん通信社の舞台「秋の色種 野漠の賑わい」を観に行きました。
会場は、ゲートボール大会真っ最中の広場内に設置された仮設テントのような劇場。天井は中央が抜けていて、屋外との差異は椅子があり、少し日陰があるぐらい。しかし、遅れて会場入りしてしまったがために、直射日光の当たる席しか空いておらず、結構辛い2時間でした。
しかしお芝居自体は大変面白く、楽団でありながら芝居もたしなみ、大道具まで作ってしまう(ちなみに大道具のクレジットはフレイレフでもお馴染みの瀬戸さんでした)という多彩ぶりが遺憾なく発揮されており、ちんどんの歴史を辿るストーリーを面白おかしく、緩急巧みにノンストップで語るスタイルは、どこの劇団にもない、どこのバンドでも出来ない彼らならではのものでした。
社長も再演したがっているようですし、是非またどこかで、もう少し大きな舞台で観てみたいです。
……それにしても、子供が騒いでたり、外の音が丸ごと聴こえてきたりと、いろんなノイズが飛び交っているのに違和感なく観られるというのも、不思議な芝居だなぁ、と。やはり路上でのパフォーマンスを生業としている人は違います。
大阪スタイル | |
ちんどん通信社
インディペンデントレーベル 2005-07-10 |