今日は磔磔に、怒髪天を観に行きました。
みやこ音楽祭で観たライヴが良かったので、今年三度目の磔磔へ。
改めて感じたのが、演奏の見事なまでのタイトさ。長年、同じメンバーで活動し続けている一体感ということもあるとは思いますが、無駄な音がひとつもなく、それぞれの演奏が混ざり込んで埋もれること無くしっかりと立っていて、聴いていてとにかく気持ち良い。特にベースの音が、リズム感といい歪みの加減といい、自己主張しながら土台としてアンサンブルを支えるバランスが絶妙でした。
演奏のタイトさもさることながら、やはりバンドの主役は、ストレートな歌詞をパワーシャウトと激しいパフォーマンスで歌い上げ、MCでは爆笑トークをガンガン繰り広げるボーカル・増子直純。男臭い歌詞の世界を体現したような飾らなさと、やたら饒舌でひねたトークが実に魅力的。
楽曲も、知っていようがいまいが、否応無く楽しめるキラーチューン揃いで、最後までテンションを全く緩めること無く完走。それでも単調にならないのは、彼らに備わった唯一無二のポップ・センスの賜物でしょう。
このバンド、もっともっと人気者になってほしいな。
桜吹雪と男呼唄 | |
怒髪天
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