今日は、TOWER RECORDS梅田店で行われた三上ちさこのインストアライブを観に行きました。
1stソロアルバムに先行してリリースされた1stソロシングルが、「あ、変わったな」という印象だったので、やっぱり彼女にとって、典型的オルタナバンド・スタイルのfra-foaでは表現上の制限があり過ぎたのかな、と思っていたんですが、どうやら変わっているのは「器」だけで、本質的には何も変わっていない、ということを、生で観て何曲かの新曲を聴いて思いました(なんでソロでやるんだろう。契約かな)。
それにしても、結婚/出産を経た彼女、ルックスもスレンダーな体型も変わらなければ、涙を浮かべ、全身全霊で歌うスタイルも全く変わっていませんでした。むしろ、エスカレートしているぐらい。臨界点ギリギリまで(それこそ、あとは発狂するか自殺するしかないというぐらいギリギリ)溢れ出る感情をオーディエンスにぶつけ、顔を紅潮させ、髪を振り乱し、身を引き裂かんばかりに絶叫する姿は、間違いなく好き嫌いが別れるでしょうが、やはり「上手下手」という次元とは違う、強く心に訴えかけてくるものがあります。会場は、圧倒され、ほぼ絶句状態でした。
ライヴDVDを観た時にも思った事なんですが、もしかしたら彼女は、江戸アケミになりたいんじゃないだろうか。
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