今日は、クラブチッタにThunderを観に行きました。僕にとっては「ライヴの楽しさを教えてくれたバンド」ということもあり、非常に思い入れが深いバンドですが、久々の日本公演は、2000年の解散ツアー以来、さらに結成15周年ということもあり、「人気ナンバーを集めたグレイテスト・ヒッツ」的なセットリストになるのかな、と思っていたら、幕が上がると大違い。
1曲目に「Shooting At The Sun」“>「Shooting At The Sun」のオープニング・ナンバー「Loser」で始めると、続けて新作「The Magnificent Seventh」
“>「The Magnificent Seventh」から「Amy’s On The Run」。名曲「Higher Ground」以降は、「The Magnificent Seventh」の曲を中心に、過去の曲を織り交ぜていく感じでしたが、これほど新曲を全面に押し出したセットリストはかつて無かったほど。選曲/アレンジが絶妙なことで知られるカヴァー曲も、この日はお馴染み「Play That Funky Music」のみ(解散ツアーでもThe Whoの「Bell Boy」演って、ファンを唖然とさせていたほどなのに)。充実した新作への自信の表れでしょう。
そう、この日久々に観たThunderには、とにかく自信が漲っていました。最高の曲、カートゥーンアニメのような表情や動きで盛り上げまくるダニー、楽しいMC、息の合ったコンビネーション。そんな今までの魅力に加え、カヴァー曲や過去の人気ナンバーに頼らない、「最高のアルバム作ってきたから、聴けやっ」とでも言いたげな、今のバンドの力強さが、なんだかとても嬉しかったです。
全力で、歌って踊って笑って、そして、ときたまじぃんとなる(久々に生で聴いた「Love Walked In」には、ちょっと涙が出そうになりました)……そんな理想的で最高のロックバンド、Thunderが、戻ってきた。
僕が大好き「だった」バンドが、大好き「な」バンドになって戻ってきた。
次のアルバムも、次の来日も、その次のアルバムも、その次の来日も……今から楽しみです。
マグニフィセント・セヴンス | |
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サンダー
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