ONE★COIN 見学会&コンサート2015 at 大阪市中央公会堂 (Osaka)

この日は娘(6歳6ヶ月)を連れて、大阪市中央公会堂で行われていた「ONE★COIN 見学会&コンサート2015」というイベントに行って来ました。

Perfumery Organ

13時から開催していましたが、夕刻に中央公会堂のプロジェクションマッピングを観るつもりだったので、16時頃に入場。今いち要領をつかめないまま、しかも雨も降っていて濡れた傘を(娘のものも一緒に)持ち歩かなければならず、プログラムに目を通す余裕も無く、「順路」と書かれた看板を手がかりに、そのまま1階の大集会室へ。ここでEGO-WRAPPIN’観たなぁ、などと思い出してましたが、もう10年以上前のことでした。

雨にも関わらず、お客さんはどんどん入ってきて、あっという間に満席。大量の立ち見客で廊下も人でいっぱいでした。

やがて女性二人、男性3人によるゴスペルグループが登場し、30分強のパフォーマンスが行われましたが、楽器無し、ハンドマイクのみでの歌声が、中央公会堂の音響と見事な相性の良さを見せ、賛美歌もクリスマスソングも実に華やかで素晴らしかったです。子供から大人まで雑多な客層のわりにマナーが良く、静かに聴き入っていたのも印象的でした。

ゴスペルグループの演奏終了後は、再び順路に従って3階へ。中央公会堂の資料映像が流れる小集会室を通り過ぎ、僕の一番の目当てだった中集会室へ。そこに鎮座していたのは、「Perfumery Organ」という、鍵盤に合わせて香りの瓶が動き、そこに空気が送り込まれることで音と共に香りが漂う、という特殊な楽器。19世紀に調香師が構想していたものを実際に作ってしまったもので、柔軟剤のプロモーションの一環のようですが、そういう一過性の話題作りの域を超えた立派な佇まい。

楽器についての解説があった後、短いデモ演奏が行われました。クリスマスソングのメドレーで約5分程度だったかと思いますが、ちょっとおもちゃっぽい柔らかな空気の音とコンパクトにまとめられたお馴染みの曲たちがいい具合にマッチしていてほっこりしました。始めのうちは香りも特にしないなぁ、と思っていましたが、徐々に軽やかで甘い香りが漂ってきました。むせ返るような濃厚なものではなく、うっすら優しく触れてくるかんじで、なかなか心地良かったです。

演奏者の方もおっしゃってましたが、瓶の上部に空気を送ることで音を出すというアナログな仕組みのせいか、音が出ない瞬間が何度かあり、まるでミスタッチみたいに聴こえてしまったのがちょっと残念でした。鍵盤を押すと瓶が前に勢いよくせり出す動きが、瓶の口の位置を微妙にズラしてしまったりしているのでしょうか。本格的に楽器として実用化するには、更なる改良が必要なのかもしれません。

演奏を体験する時間もあったみたいですが、あまり遅くなるのも嫌だったので、公会堂を出て、プロジェクションマッピングを見学。プロジェクションマッピング自体観るのが初めてだったんですが、正直なところ、YouTubeで観てれば十分かな、という感想。特に生で観てどうということは無いものなんでしょうか。まあ、モノによるのかも知れませんが。

とりあえず、入場料500円でPerfumery Organの実演が観れたので良いかな。娘もオルガンが一番面白かったようです。

Fantasy

¥ 1,004

(2015年12月25日現在)

5つ星のうち4.5
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