AGAPEstore #9「BIGGER BIZ〜絶体絶命！結城死す？〜」 at MIDシアター（Osaka）

今日はMIDシアターで、松尾貴史が座長を務めるAGAPEstoreの舞台「BIGGER BIZ〜絶体絶命！結城死す？〜」を観てきました。僕は初演から観ていてDVDも持っているので、今回の再演はもういいかな、と思っていたんですが、トークショーに惹かれて（キッチュファンなもんですから）観に行ってしまいました。

プログラムの構成は、まず、前作にあたる「BIG BIZ〜宮原木材危機一髪〜」のビデオ上映、その後出演者によるトークショー、休憩の後、BIGGER BIZの再演、という、結構な長丁場。

BIG BIZのビデオ上映は、僕がDVDで持っていて生では観ていない「再演バージョン」では無く、生で観ていてビデオで持っていない「初演バージョン」で、むしろ新鮮で、純粋に爆笑してしまいました。何度も観ていたつもりが結構忘れていて、意外に楽しめました。

トークショーは、わりとのんびりだらだら、といった感じで、松永玲子のほわんとした関西弁に微かに萌えつつ、松尾貴史の「おけいはんは、間違いです」に、心のへぇボタンを押しまくり（「い」や「ん」で終わる場合には、「はん」ではなく「さん」になるんだそうで。半分京都の血が流れていながら全く気付きませんでしたが、言われてみれば、京都弁での「イ行」は結構「ア行」「ウ行」に変換されますね / 参照：京ことば）。

休憩時間に、パンフレットを買いに行ったら、何と1部1,500円。確かに凄く良い紙でデザインも素晴らしいんですが、なんか、高騰してるような……。

そして、BIGGER BIZの再演。これがもう、自分でもびっくりするほど笑いました。初演よりも遥かに面白かった。多分、元々の脚本が、アドリブを挿入しやすい構造だからでしょう、小ネタが随所に増やされていて、初演を飛ばして観たら、情報量が多過ぎて客の方が追いつかないんじゃないかというぐらい。特に、何の脈絡もなく始めた安倍晋三のモノマネは、のけぞるほど笑いました。
まさか一度観た芝居でこんなに笑うとは思いもしませんでしたが、舞台上の役者さんたちが、なんだかとても楽しそうで。その、ノッてる空気というか、みんなで楽しんでる、っていうオーラみたいなものが伝搬して、こっちも楽しくなって笑ってしまった、という感じがしました。

東京はまだ凱旋公演が残っているようですので、お時間のある方は是非。楽しいぞぉ。