OTODAMA at 泉大津フェニックス (Osaka)

今日は、泉大津フェニックスで行なわれたイベント・「OTODAMA」に行ってきました。とっても日本語ロックなイベント。裏テーマは「「Colla Bo Gumbos Vol.1」リリースパーティ」。

少し遅めに外出し、会場に着くとセカイイチの演奏中でした。とりあえず広島焼きを食べて腹ごなし(そういえば、広島ではたこ焼き食べたな)。
日差しも強く、焼け付くような暑さ……なのに、空は、真っ白。バスで会場に着くまで、目に入ってくるのが工場ばかりだったので「あー」ってな感じですが、さすがに不気味でした。

この日は、ほとんど知らないバンドだったので、ちょっと辛いかな、と思っていたんですが、「確実にライヴが一線越えている人たち」と主催者が断言するだけあって、曲を知っていようがいまいが、否応無しに楽しませてくれる「ライヴバンド」ばかりで、とても楽しめました。
初見で印象的だったのは、SPARTA LOCALSGRAPEVINEフラワーカンパニーズ辺り。

POLYSICSは2、3年ぶりに観ましたが、前に比べてエキセントリック具合が若干弱まったような印象がありました。前に観た時はもっと音もデカくて、笑っちゃうほどアホだったような気がするんですけど(……と言いながら、この日一番踊って、一番汗かきました)。

サンボマスターは、フジとほぼ同じ。ロンドンのテロの話なんかはまるっきり同じ。でもやっぱり感動しちゃいましたね。あの、泣きそうな声で叫ぶのが、そうさせるんだろうな。

奥田民生は、ユニコーン時代からファンだった(生まれて初めて自腹で買ったCDは「ヒゲとボイン」でした)わりに、生で観たのはこの日が初めて。演奏も歌も、結構なテンションなのに、聴き手には落ち着いて腰の据わった印象しか与えない、希有な存在だなぁ、と、今更ながら思いました。

UAの、シンプルなバッキングの上で色鮮やかに歌い上げる素晴らしいパフォーマンスを挟んで、この日の目玉・BO GUMBO UNIONの登場。元BO GUMBOSのメンバーに中川敬、うつみようこを加えた、この日のためのスペシャル・バンド。

Dr.TOSH?のボーカルによる「ポケットの中」でスタート。この曲は中川が歌うと思い込んでいたので、ちょっとびっくり。
名前に「UNION」が付いているだけあって、続いての曲はソウルフラワーの「松葉杖の男」。この曲を、中川のバックでBO GUMBOSのメンバーが演奏していて、しかもうつみようこがコーラスしている、というのは、観ていて何とも不思議な気分でした。

Dr.KyOnのボーカルによる「魚ごっこ」、うつみようこがチンドン太鼓、中川が三線に持ち替えての「満月の夕」と、お祭りにふさわしいスペシャルな展開が続きましたが、本当に凄いのはこの後でした。

まずは、UAの登場。「Colla Bo〜」アレンジでの「トンネル抜けて」は、中川は三線でバッキング。
そして、バッキングに徹していたうつみようこをフィーチュアした「絶体絶命」。
続いてYUKIがステージに現れ、「夢の中」。
終わるや否や、「もしもし!OK!!」with 奥田民生 & YUKI。民生がギターソロ弾きまくりっ。
どのゲストボーカルも、「Colla Bo〜」で聴く以上の素晴らしいパフォーマンスで、もうひたすら感動。あのコンピレーションでの人選/曲選が絶妙だったということを思い知らされました。YUKIの「夢の中」に涙……。

最後は民生 & YUKIを加えたまま、舞台裏から沢山の人がステージに上がってきて、中川の「じぃ〜ごくぅ〜」で始まる「あこがれの地へ」で大団円。大歓声。鳴り止まらない拍手。夜空を彩る、大量の花火。
そして、雨(またか……)。

これにて、今年の夏フェスは終了。夏フェス最後がBO GUMBO UNIONというのも、なかなか素敵ですね。時間的には物足りない感じもありましたが、またいつか、どこかで会えることでしょう。きっと。

【追記】
FM802で毎週土曜日深夜24:00〜26:00に放送されている「McDonald’s REAL-EYES 802」9/10・17放送分にて、この日の演奏がオンエアされるそうです。要ちぇっく。

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