レコードショップで12インチのレコードを買うと30センチ強のビニール袋に入れてくれますよね。四角形でぺったんこで、持ち手のところが角の無い横長にくり抜いてるという。
でもこれ大体、長時間持ってると指が痛くなります。某ショップのものは、なんか塗装が剥げてきて手に色が付いてしまうこともあります。
レコードって普通の鞄には入らないので、レコードバッグが無い僕は、レコードを持ち運ぶ時なんかもこの袋を使ってたりするんですが、そうなると買い物する時よりも沢山入れたりするので、余計に指が痛くなります。
先日、仕事の関係でオーディオの販売店に行く予定があり、朝からこの手のビニール袋にレコードを入れて、普段使っている鞄と二つ持って通勤電車に乗りました。当然ながら座席は空いてませんし、足下に鞄とレコード袋を両方置いて立って本を読んでいました。
途中、電車の乗り換えの駅まで来ると、鞄を持って次の電車に乗り換えました。
ホーム向かい側に来た次の電車に乗り、今乗って来た電車が扉を閉めて発車するところを見た時、自分がレコード袋を持っていないことに気づきました。
顔面蒼白、冷や汗ダラダラ。しかし慌てても仕方が無いので鉄道会社のウェブサイトから忘れ物の対応について調べ、職場についてから早速電話。今は乗ってた電車の時間、乗降駅、車両の番数、乗車位置などを伝えればかなり正確に割り出せるそうですが、それら全部伝えた上に「黒字に赤い字で”ディスクユニオン”と書いてます」まで説明し、数十分後には荷物が特定され、レコード袋を置き忘れた電車の終点・梅田で無事引き取ることができました。阪急電鉄さん、ありがとう。
この日は訪問先にも間に合ったし一件落着だったんですが、こうなるともう自分が信じられない。普段、通勤中に持っていないイレギュラーなものを持ってるといともあっさり忘れてしまうという自分の駄目さ加減をフォローするために、あの「持ち運びには向いてない袋」をどうにかしようと思いました。
そこでアマゾンで「レコードバッグ」を検索したんですが、なんかDJユースの立派なものとか、そうでなければディスクユニオンのあのロゴがドーンと載ったいかにもなものとか。どっちも違うなぁ……と思った結果、買ったのはこれでした。
ぺらぺらでふにゃふにゃのエコバッグです。サイズは12インチが丁度入るサイズ。10枚くらいは入ります。以外に丈夫な感じです。畳むと小銭入れぐらいのサイズになって、しかもチャック付きのポケットもあるので本当に小銭入れとしても使えます（使わないけど）。ロゴのエンブレムはダサくて嫌なんですが、ディスクユニオンみたいに全面にプリントしてあるわけではなく、小さく申し訳程度に付いてるだけなので殆ど気になりません。
何より持ち手が柔らかくて痛くないし、肩からかけられるので、足下に置きっぱなしにして忘れるという恐怖から解放されます。僕はわりと頻繁に成城石井に行くので、エコバッグとして鞄の中に常備してます。小さくて軽いから全く邪魔になりません。
安いし失敗してもいいか、ぐらいの気持ちで買ったんですが、もう手放せない感じです。
ちなみに、表面は撥水加工になってるらしいですが、上はがら空きなのであんまり意味は無いと思います。雨の日にレコードを持ち歩く際は濡らさないようにお気をつけて。