アルタードステイツ 2DAYS・一日目 at MOERADO (Osaka)

この日はMOERADOにアルタードステイツを観に行きました。

アルタードステイツ 2DAYS・一日目

彼らを観るのはおよそ6年ぶり。MCでも繰り返し久し振りの大阪公演だと話していましたが、関西ではなかなか観る機会も少なかったので、僕も久々に2DAYS両方観に行く、ということをやってみました。

一日目は、ゲスト一切抜きの完全ワンマン。ステージ上にはメンバー3人の機材がシンプルに並べられていました。左側が芳垣安洋、中央奥がナスノミツル、そして右手前が内橋和久という配置。

演奏が始まると、耳を引くのは内橋氏の鋭利なギター。終始エフェクターを(DJがミキサーのツマミをいじるが如く)操作しながら奏でるサウンドは、即興でありながら一切の無駄を感じさせないソリッドさ。音をループさせたり変調させたりしても、エフェクト臭さが全くせず、隅から隅までコントロールし切っているかのような明確な意思のもと、フレーズが構築されていきます。

対する芳垣氏は、変幻自在の内橋氏に超人的な反射神経と卓抜したセンスで即座に応えていきます。バックのナスノ氏も速やかに押さえどころを掴まえていきますが、残念だったのは、音響的なバランスのせいかベースの音がぼやけて聴こえてしまい、完全にドラムスに隠れてしまっていたこと。低域のシンプルなフレージングがその感覚に拍車をかけてしまっていたようでした。

そのせいもあってか、前半は少しスリルに欠けたような印象。揃いも揃って何でも弾けるし何が出て来ても即座に返せる上に長いキャリアで息もぴったり。それがあまりにも隙がなく、緊張感よりも安心感を覚えてしまうような気分に陥ってしまい、曲の展開も即興でありながら約束された世界を観ているようで、個々の演奏の妙技を楽しむ以上に気持ちが入っていけませんでした。

それでも後半になると、徐々に緊張感を増していき、互いに同極同士の磁石が向かい合うようにして力を高め合い、張りつめたフレーズの応酬にどんどんと引き込まれていきました。

アンコールでは、お客さんのリクエストに合わせて、ミュージカルの有名な曲“Singin’ in the Rain”をプレイ。うろ覚えのまま互いに様子を伺いつつ、じきにそれなりの演奏になってしまう所が凄いと言えば凄いんでしょうが、ちょっとつまらない気もしないでもありません。まあ、アンコールらしいお楽しみという感じで良かったと思います。

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