Diamond Version at CONPASS (Osaka)

この日はCONPASSDiamond Versionを観に行きました。

Diamond Version

会場に着き、フロアに入ると、ステージ前にmouse on the keysの機材が一式配置されており、お客さんがその周りをコの字に取り囲んで待機している状態。広くないフロアにドラムセット、キーボード2セットにミキサー、モニターも並べられ、結構息苦しかったです。ステージ上には、Diamond Versionの機材を隠すように三つの衝立型のスクリーンが並べられていました。

照明が落ち、メンバー三人が登場すると、真っ暗な中に樹々の揺らめきのようなモノクロ映像がスクリーンに投影される中、演奏を。ヘッドホンでモニタしながら鋭く正確に刻まれるドラムにリリカルな鍵盤のフレーズが繊細にリフレインを重ねていく、という感じの演奏で、クラブジャズ的なダンスミュージックなのかな、と思いますが、あんまり面白味が感じられない上に、フロア演奏のためかそもそもそういうサウンドなのか、キーボードの音が細くて締まりが悪く、曲のメリハリも弱く感じてしまい、最後まで退屈な印象は拭えませんでした。

演奏が終わると、フロアの機材とステージ上の衝立が撤収され、いよいよDiamond Versionのスタート。

カールステン・ニコライは過去にalva noto + ryuichi sakamotoとして公演した時に観た演奏や彼の音源から、メディア・アート寄りの電子音楽家、というイメージしかありませんでしたが、Diamond Versionはalva notoやCyclo.での論理めいたエレクトロニカとは全然違う、むしろKRAFTWERKを彷彿とさせる“テクノ・ミュージック”でした。特に、80年代までの、四つ打ちの入らない横揺れのリズムや音色と、カールステン氏の「ドイツ人らしい顔立ち」が。

しかしKRAFTWERKと違い、ステージの二人は演奏中ノリノリで踊りまくり。終始曲に合わせてツマミやタッチパッドを操作する動きもなかなか大仰で、バックに投影されている映像に目が行かないほど。

基本はリズム・トラックを流し、そこに上物をライブで足していく演奏で、派手な演出や殊更な展開を使わずにリズムと音色でフロアを揺らし続けます。映像も、演奏とシンクロして切り替わったりしていたので、ステージから操作していたのでしょうか。こちらもミニマルなパターン映像のようなものではなく、わりと大味で曲の中に出てくる音声に合わせてキーワードが表示されたりするところもKRAFTWERKっぽく感じました。

アンコールは、“Statement for “No Nukes” Japan 2012″のバージョンで締めくくり。映像には勿論、ノイジーに歪んだ東電のロゴも出て来ました。

あっという間の1時間強、気持ち良く踊って終演。録音物として聴くにはちょっと薄味な気がしますが、ライブは楽しかったです。WIREなんかにもハマりそう。東京では伊東篤宏も参加しての演奏らしく(大阪は直前まで氏の名前も記載されてましたが、手違いだったのか、当日には「参加はありません」となっていました)、そちらはまた随分印象が違うでしょうね。

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