Mouse On Mars at CONPASS (Osaka)

この日はCONPASSMouse On Marsを観に行きました。

sunsuiがCONPASSに改名してから初めて来ましたが、入り口のサイン以外は特に変わった印象もなく、「ややデッドすぎる音響」も以前のままでした。

オープニングゲストに、OORUTAICHIが登場。チルアウト系のゆっくりしたテンポの曲で始まり、アッパーなチューンから高速BPM、ディスコなダンスナンバーまで、巧みな緩急のバランスで1時間弱のセットを濃密に作り上げていました。どの曲も彼の歌がフィーチュアされていましたが、意味の捉えられない独特の言語で奏でられる柔らかく微かに上ずったような歌声は不思議な魅力を醸し出しており、ビートの端々で転げ回るチャーミングな音ネタたちと共に、彼ならではのポップ・ミュージックの世界を確立しているなぁ、という印象。ただ、ハコの音響との相性はいまいちで、もう少し広がりのある響きが欲しかったところ。

Mouse On Marsは、8年前に観た時はボーカル兼ドラマーを迎えての編成で、生音の強さが彼らの持ち味を押さえてしまっていたような印象がありました。

しかし今回はヤン・ヴェルナー、アンディ・トマの二人による純然たるMouse On Marsセット。キックの鳴り、ベースの粘りからして、フロアの底にべったり貼り付くような太さ・重さ。シンプルでいながらバリエーション豊かなリズムの、腰にガンガン来るグルーヴ感に終始踊らされっ放し。

打ち込みやサンプリング音も結構ライブで鳴らしているパートが多く、声を変調させてその場でサンプリングしたり、ビートを手弾きで連打したりしていて、そんな音がまた微妙にヨレたりするとそれがまた彼ららしいリズムになっているのが実にかっこ良かったり。手回しサイレンを取り出してマイクでサンプリングしていたところは、それなりの見せ場になっていましたね。

プロジェクションマッピングも呼び物のひとつになっていましたが、こちらは、背後のスクリーンと二人の前に立てられたラップトップPCよりも二周りほど大きい小型スクリーンにそれぞれ映像を映すという方法をとっていたものの、映像そのものが抽象的なもので、あまり背後と手前で違うものを映しているのかどうかも判然とせず、単純に背景に映像を流すだけの演出と大差なく、期待外れでした。

しかし演奏自体は、機材が暴走したようなフリーキーな電子音やノイズが随所で跳ね回る、彼ららしいエグさとユーモア、マッシブさが兼ね合わされた最高の内容。終演後、このツアーのためにプレスされたスプリット盤を購入して帰路につきました。

Wow
Wow Mouse on Mars

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