HUMAN NATURE 004 at HELLUVA LOUNGE (Hyogo)

この日はHELLUVA LOUNGEで行われた「HUMAN NATURE 004」に行ってきました。

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オープニングは空きっ腹に酒という、まだ21かそこらという若手バンド。楽曲の完成度はまだまだという感じがしましたが、ラップ調の歌は十二分な押しの強さを持っていたし、ファンクをベースにした演奏は若さに反比例したタイトさ。今後の成長次第では大バコ対応の強力なバンドになるかも知れませんが、どうなりますかね。

続いてのザ・ドクロズは、一曲目から胸がざわつくようなわくわくするロックンロールで一気に引き込まれ、風通しの良いスカッとした音と絶妙な隙間を活かしたグルーブ感ですっかり一目惚れ。こういう、シンプルな中に旨味がたっぷりという感じの楽曲を持った、オーソドックスながらもゴキゲンなロックバンドに触れたのは、ははの気まぐれ以来かな。リードギターのテレキャスの音にメロメロでした。

トリ前のVALVAは、グラム・ロックな感じとユニセックスなボーカルがどうにも苦手でしたが、演奏自体はタイトで曲も持ち時間内での緩急の付け方も良かったと思います。ただ、やっぱりあんまり興味が持てず、集中力が続きませんでしたが。

トリはシャムキャッツ。先月のベアーズでの感想として「タイトさを増した分、以前のややデコボコしていながらもあちこちが突起しているようなつんのめった演奏からすると、やや大人しく思えるかも」と書きましたが、この日の演奏からは、タイトさを残しながらも、ゴツンゴツンと四方にぶつかって行くようなアクティブさが伺え、やや内側に向かっていたエネルギーが積極的に外に放射されるようになったような開放感が感じられました。

フロアの音も、メンバーそれぞれの個性がダイレクトに伝わってくるような分離の良さと適度な歪み具合で、彼らのライブバンドとしてのエネルギーがスポイルされること無くフロアに投下されていたのではないでしょうか。

ザ・ドクロズに魅了され、シャムキャッツに強力なパンチをたっぷりと貰い、早足気味に帰路へとつきました(神戸で23時近くなるのは結構気が重い年頃……)。

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