DRUMANDARA TOKYO at SuperDeluxe (Tokyo)

この日はSuperDeluxeにDRUMANDARA TOKYOを観に行きました。

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大阪で2年連続2DAYSを行い、今年は東京にて一日のみの公演に。

大阪ではベアーズのステージからはみ出すようにドラムが敷き詰められ、PA無しで演奏していましたが、フロアの広いsuper deluxeでは、中央にドラムの猿人がセットされ、4chのPAを設置、お客さんも、ドラムセットを取り囲むように鑑賞する、という形になっていました。

今回のドラマーは、石橋英子、一楽誉志幸、WATCHMAN、岡本右左無、砂十島NANI、千住宗臣、茶谷雅之、迎祐輔、山本達久、和田晋侍。そしてコンダクターは勿論、山本精一。額に帽子と一体化したかのようなライトを着けていましたが、吉川豊人がよのすけショウで使っていたものだとか。

大阪での公演は、2年続けたところでややマンネリ感も否めず、今年も同じような感じでやるとすると、どうかな……と思っていました。実際、山本精一が紙に書いた指示に合わせてポリリズム、ユニゾン、デュオ、ソロ、ソロ回しと複雑に変化させながらドラムの限界に挑むような構成は去年と全く同じで、メンツに東京組が加わってはいるものの、音自体に大きな変化は無し。ただ、ハコが変わり、PAによって音の分離がはっきりしたことや、ベアーズとは比較にならないほどの沢山のお客さん(フライヤーには、ドラムセットの回りを回りながら鑑賞する、というようなことが書かれていましたが、実際は人で一杯のため、定位置での鑑賞に)に囲まれているという状況の変化で一気にリフレッシュされていて、これまでのアンダーグラウンドな密室集会のようなムードは開けた雰囲気に一変。イベントの持つポテンシャルもベアーズ以上に発揮されていて、ものすごく楽しかったです。

元々、人気ドラマーが一同に会して、一時間以上にわたってひたすら叩きまくる姿を堪能する、というお祭り的インフレイベントなので、毎回やり方を変える必要はない訳ですが、こうやってお客さんが大きく入れ替わったりハコが変わることでガラリと空気が変わって鮮度が上がることを考えると、毎年場所を変えながら続けていく、というのもひとつの手かも知れませんね。

来年辺りはフジロックか渚音楽祭がベストスポットかと思います。

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