サニーデイ・サービス at CLUB QUATTRO (Osaka)

この日は心斎橋クラブ・クアトロサニーデイ・サービスを観に行きました。

曽我部恵一を生で観たのは5年前のダブルオー・テレサとのライブが最初だったので、当然解散前のサニーデイは観たことが無く、この日が初サニーデイ。

一曲目の「東京」が始まった途端、今までの曽我部恵一の名義での演奏では聴くことのできなかった「オリジナル録音の響き」に「これがサニーデイ・サービスってことなのか」と鳥肌を立て、続く「恋におちたら」の、太くタイトで、どっしりとテンポを落とした(ややヘタウマな感もある)リズムに「サニーデイってこんなグルーヴィなバンドだったのか」と、気付けばビートに合わせて全身を揺らしていました。

バンドはメンバーの三人にサイドギターとキーボードを加えた5人編成で、解散前のツアーメンバーと同じ面子とのこと。

新曲は少なめに、過去の名曲の数々を次から次へと演奏。「大好きなあの曲もこの曲もやってくれた」というミーハー的な満足感は勿論のこと、ソカバンのようにエネルギッシュに弾けることなく、MCも少なめにしてストイックに曲と対峙し、内側に向けてエネルギーを爆発させるような破壊力が、会場をジリジリと興奮させていました。

最近のソカバンでのイノセント過ぎる歌詞の世界にはもうついていけない感じがあるので、サニーデイの繊細で美しく、狂気と暴力が暗く静かに蠢くような言葉には、今もなお胸を締め付けられるような感動を覚えるし、そんな詞を真摯に歌う曽我部の声は、ソカバンで聴くよりも艶やかに響いているように感じました。

更に付け加えると、来年9月に閉店が決まっているこのクアトロの音響がこの日も相変わらず素晴らしく、爆音で鳴りながらも潰れたりぼやけたりすること無く、それぞれの楽器の音が輪郭を保ったまましっかりとフロアに届き、耳をつんざくようなフィードバックすらも心地よく聴こえました。老朽化したビルの建て替えに伴う閉店ということらしいですが、例え営業を再開したとしても、同じ音響が再現できるのか、どちらにしても心配ではあります。

それはそれとして。

ステージは約2時間半という長丁場、一曲一曲多彩なアレンジで彩り、濃厚なグルーヴで染め上げながらたっぷり26曲を演奏して終了。聴いている間は、あの曲もやったこの曲もやった……とかなり満腹気分で充足感が先立っていましたが、改めてセットリストを見てみると、意外に「あの曲もやってない」が沢山あって(作品数と名曲数を考えれば当然なんですが)、また近いうちに新しいセットリストを組んでワンマンツアーを行って欲しいな、と早くも思ってしまいました。こんなに沢山の素晴らしい曲、オリジナルメンバーが揃って元気なのに実演披露しないというのは、勿体なさ過ぎです。

<セットリスト>
1.東京
2.恋におちたら
3.恋人たち
4.Somewhere in My Heart
5.あじさい
6.恋はいつも
7.サイン・オン
8.旅の手帖
9.忘れてしまおう
10.真赤な太陽
11.青春狂走曲
12.PINK MOON
13.星を見たかい?
14.夢見るようなくちびるに
15.時計をとめて夜待てば
16.24時のブルース
17.白い恋人
18.NOW
19.若者たち
20.胸いっぱい
21.ふたつのハート
22.サマー・ソルジャー

〜アンコール〜

23.スロウライダー
24.月光荘
25.ここで逢いましょう

〜2ndアンコール〜

26.コーヒーと恋愛

本日は晴天なり
本日は晴天なり サニーデイ・サービス

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