WIRE10 at 横浜アリーナ (Kanagawa)

この日は、横浜アリーナで行なわれたWIRE10に行ってきました。10周年だった08以来2年振り。

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少し遅れて会場に入ると、FRANK MÜLLERが「It Just Want To Do」〜「Jaguar」に繋いで終了、というタイミング。

MONIKA KRUSE、HELLといった久々に登場したDJに初っ端からテンションが上がりまくり、卓球がDJを始める頃には体力を使い果たしていました。さらに、KEN ISHIIがKRAFTWERKでスタートさせた頃には、普段の規則正しい生活が裏目に出て強烈な睡魔に襲われてしまい、スタンド席へ退避。JEFF MILLS手前でフロアに戻るも、7時過ぎには帰路に着く、という例年にないグダグダな後半戦となってしまいました。

MONIKAのタイトさ、ELLEN ALLIENの緻密なビート、ビキビキに攻めるHELL、とそれぞれ素晴らしかったですが、この日のベスト・アクトはHARD TON。今年は数週間前まで行こうかどうか悩んでいたのでサイトもあまりチェック出来ず、出演アーティストについては殆ど把握していなかったんですが、このアクトは何の予習も無く観て大正解。まず、全身を真っ黒なローブで覆い隠したまま歌っていたかと思うと、脱ぎ去った下からはスキンヘッドとボンテージの食い込みまくった巨体。そして突き抜けるようなファルセットボイス。いなたいディスコビートのダサ格好良さと、それに乗せて全身を大きく揺さぶりながら歌うユニセックスな声とルックスという圧倒的な組み合わせ。マドンナの「Music」のカバーでのキレの良いダンスにも、笑いながら鳥肌。めちゃめちゃ格好良かったです。

ERIC SNEOは、打ち込みのビートに一人でディジェリドゥやアコーディオン、パーカッションなどの生楽器やパッドを絡めて演奏していました。これがなかなか効果的で、パッドひとつ実際に叩くだけでもグルーヴ感は増すし、視覚効果も高いので観ていて盛り上がります。

JEFF MILLSは、DJブースの横のライブ・アクトのスペースに機材を設置し、背後には三枚のスクリーンを並べていました。

時間が来ると三枚のスクリーンに照明が当たり、間もなくDJセットの後ろからぴょこんと飛び出すジェフ。丁度ジェフの後ろに中央のスクリーンが来ており、少し前にせり出した左右の二枚がジェフを挟むような感じです。

ジェフがミキサーを操作し始めたかと思うと、右のスクリーンに映し出されたのは、なんともう一人のジェフ。実際に目の前にいるジェフの黒いシャツとは違う赤シャツのジェフと、本物ジェフがぺこりと挨拶。そして赤ジェフもスクリーン上にあるミキサーを操作し始めます。

さらに左のスクリーンには白ジェフが現れ、三人のジェフが同時にDJをする形に。一体どういうつもりなのか、フロアに流れてくる音にどういう影響があるのかは全く分かりませんでしたが、見た目は面白かったです。途中、ループ音に合わせて赤ジェフが同じ動きを繰り返していたり、レコードをスピンさせるのに合わせて早回しになったり、黒ジェフの手元の操作で白ジェフが消えたりしていたので、多分映像のコントロールはしていたのでしょう。

音的には、最近の傾向を反映させたようなスペーシーなプレイでミニマルに色彩を変化させるような感じ。

一時間ほどすると、一旦音が途切れ、ひと呼吸おいて、彼らしからぬアッパーでトライバルなビートが流れ始めたかと思うと、三枚のスクリーンに映る三人の人影。大歓声の中、BLUE MAN GROUPの登場です。

おどけた動きを見せながらDJブースに上ると、いつの間にかセッティングされていたドラム缶三台。ジェフのプレイに合わせて三色の光を発しながらダイナミックに叩き出すビートがボルテージを上げます。

最後に紙テープの飛び出す大砲でフロアを沸かせて、短いながらも熱狂を起こしたコラボレーションは終了。

その後のジェフのプレイは前半よりも熱を帯びたハードな選曲に。左右スクリーンの紅白ジェフも消え、よりストイックな世界へ……といったところで僕は退場。

2ndフロアは今回行列も無くすんなり入れましたが、暑さと汗の臭いに具合が悪くなりそうだったので、DJをTASAKAを一瞬だけ観て退出。3rdには踏み入れる余裕無し。

今年もVJはDEVICEGIRLSでしたが、円形のスクリーン三つが同期したり回転したり……とコンセプトはよかったものの、素材や見せ方にバリエーションと押しの強さが足りなかったように感じました。もっとフロアを強引に引っ張っていくようなパンチが欲しかったです。

2ndフロアも空いていたし、メインフロアもスタンドから見るとDJブース前以外はかなりの余裕があり、フードコートもあまり並ぶことが無く、ガチャガチャのベンダーも最後まで残っていたりと、集客はかなり厳しかった様子。さすがに目玉になるようなビッグ・アクトが出るわけでもないと難しいのかも知れないですね。かと言って、「目玉になるようなビッグ・アクト」なんてジェフもケン・イシイも出てるんだから、後は電気グルーヴぐらいしかいない、という問題もあるわけですが。

とりあえず、来年も無事開催できることを信じて、次こそは「西のバンバータ」の降臨を。

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