佐藤芳明 × 瀬戸信行 at GOBLIN (Kyoto)

この日はGOBLIN佐藤芳明×瀬戸信行Duoを観に行きました。

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GOBLINは、元さらさ花遊小路スタッフによる新しいお店。以前から、自分でお店を作ったらライブもやりたいと言っていた店長、念願かなってこの日初ライブ(サプライズとして、僕が観に行ったその後にロイヤル・ハンチングスがライブをしていたらしいですが)。

お店の中は約20席ほど。どの席からも演奏する姿がよく見える適度な距離感と、手書きのメニューを見ながらゆっくりご飯も味わえる空気が、アットホームな雰囲気を漂わせています。さらさ直系のムードもありますが、スタッフがほぼ独りということもあり、より血の通った暖かさを感じさせてくれます。

何より驚いたのは、音の良さ。生音がボヤけること無く会場一杯にタイトに響いていました。勿論演奏者の力量あればこそでしょうが、これほど力強く音を返してくれるハコだったとは……。

演奏は、佐藤芳明のヨーロピアンタンゴ調からフュージョン的な高速フレージングまで鮮やかに弾きこなすテクニカルなプレイと、瀬戸信行のクレズマー系変拍子プレイの混ざり具合が面白かったです。クラリネットとアコーディオンのユニゾンの響きなど、あまり聴いたことのないような音像が新鮮でした。中でも、瀬戸が様々なプロジェクトで愛奏している「雀と桜」は、テクニカルでポリリズムな演奏にバージョンアップした緊迫感溢れるアレンジになっていて、ちょっと他では聴けないような名演に。

ラストのニュー・オリンズ調のナンバー(ローランド・カークのカバーとのこと)では、丁々発止のソロリレーも聴かせてくれました。

アンコールでは、ザッハトルテより都丸智栄が参加。シャープな佐藤とは対を成すようなエモーショナルなプレイで、聴き応えのあるアコーディオンバトルを見せてくれました。

僕はこの日、家族連れで観に行ってたんですが、我が子はこの日も生演奏に大はしゃぎ。キース・ジャレットの如きうなり声をあげるわ、ぺしゃぺしゃと拍手はするわ、瀬戸さんの鼻をつまむわクラリネット触るわ佐藤さんになつくわで終始ご機嫌でした。

演奏中に声を上げたりするのは、お客さんによっては気が散ったり不快に感じたりするんじゃないかと思うので内心ヒヤヒヤでしたが、多くのお客さんに可愛がっていただき、嫁と共に、とても幸せな時間を過ごさせていただきました。

数ヶ月前まで、アトピーが酷くて笑顔ひとつ見せず、いつも泣いてばかりいた娘が、知らない人たちの前で楽しそうにしている姿を見て、帰路、爆睡する彼女を胸に、涙をこらえることが出来ませんでした。

改めて、あの時間をご一緒させていただいた皆さん、本当にありがとうございました。

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