DRF5 at Shangri-La (Osaka)

この日はShangri-Laで行われたダイノジのイベント「DRF5」に行ってきました。

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少し遅れて会場入りすると、Who the Bitchが演奏中。ディスコ調の四つ打ちナンバーなども交えた、ポップなパンクという感じ。ストレート過ぎてちょっと味気なさを感じないでもなかったし、マスドレを初めて観た時のようなインパクトも無かったですが、新曲は格好良かったです。

ステージ転換の間、ヤナギブソンのDJタイム。自分ではターンテーブルを操作できないとのことで、お客さんとぐだぐだしたやり取りをしながらチーフタンズ(Mo Ghile Mear)からSLAYER(Raining Blood)まで、幅広く……ではなく、限りなく散漫に、無駄な喋りを交えて15分ほどプレイ。有名なBOSTONのデビュー秘話を語るなど、お客さんとの微妙な距離感が面白かったですね。

そして続いてのライブは、あらかじめ決められた恋人たちへ1年以上ぶりに観ましたが、ビートの破壊力、全身を激しく動かしながらステージ上を暴れ回るパフォーマンスの凄まじさに圧倒されました。特にラストからに曲目に演奏された(恐らく)新曲は、高速四つ打ちのヘヴィなダンスビートが絶叫しながらフロアを駆け回り、燃え盛るエネルギーにテンション上がりまくりのトランス状態。すごいライブでした。

あら恋の演奏が終わると、再びヤナギブソンの登場。先程と変わらず、Spiral LifeやらThe JAMやら、マイナーなメロコアやら、「これめっちゃええで」「こんなんかけとったらええんやろ」「R-1のリハーサルを早めに切り上げてここに来てんねん」と、適当マイペースなDJぶり。MOTORHEADの「Shine」をかけてたんですが、その時のCDが、僕の持ってるCDと一緒だったのが何となく悲しかった……。

同じく15分ほどで終了し、ワッツーシゾンビの登場。真昼の廃人で観て以来ですが、その時に感じた「決め手の無さ」はあまり変わらず。ライブの最後にドラムセットごとフロアに降りてお客さんの中で演奏するのも、相変わらず間違いない盛り上がりを見せるわけですが、食い足りなさは否めず。歌もいいし演奏も上手いけど、楽曲にシビれるような「何か」が無いんだな。

トリのダイノジのDJの前に、ジャックサトシミッシェル中心のセットで盛り上げます。

そしてステージの幕が開くと、フロントに大地洋輔と3人のダンサー、その後ろのDJブースに大谷ノブ彦という編成でダイノジのDJがスタート。大ネタをガンガンかけながらステージでVJ代わりに踊りまくる、メーターの振り切った快楽全開のパフォーマンスは、掛け値無しに楽しく、顔は終始笑いっ放し。「COUNTDOWN JAPAN 08/09」で観た時も楽しかったんですが、ハコが小さい分、そのテンションの高さがダイレクトに伝わってくるので、お世辞にも満員とは言えないフロアも本来の人数を追い越すほどの大熱狂。ステージのとぼけたダンスをフロアが一斉に同期して踊る姿は最高に面白かったです。

お家芸のエアギターも交えてのダンスも含めて「あらかじめ台本のある」彼らのプレイは、DJとしてのアイデンティティ以上に「楽しませる」ことに心血を注いだ、作り込まれたショー。お笑い芸人でないとできないであろうサービス満点の唯一無二のスタイルは、理屈抜きに楽しめる、極上のエンタテインメント空間を生み出してくれていました。

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