リクオ at RAIN DOGS (Osaka)

この日はRAIN DOGSリクオを観に行きました。

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RAIN DOGSは久々に行きましたが、中庭が以前よりこぢんまりとなっていて、別のお店のような雰囲気に。内装は変わってないようでしたが、何となく奥行きが狭くなったような気もしました。記憶違いかな。夕食に、中庭で売っていたとても美味しいタコライスを頂きました。

ワンマンを観るのは初めてでしたが、お客さんは8割ぐらい女性という感じ。ライブ音源などで聴かれるお客さんの合唱が女性中心なのも頷けます。

この日のバンドは、ベース、パーカッションを加えたトリオ編成。途中2曲の弾き語りを挟んだ以外は、全編この三人での演奏でした。リクオが全幅の信頼を置いているというメンバーと言うだけあって、リクオのピアノと声の魅力を最大限引き出すような、派手さはなくてもコクのある、押しと引きが絶妙なバッキングでした。

リクオ自身は、MCではやや鼻声でしたが、歌えばいつもの絶好調振り(前日の名古屋の打ち上げで朝5時まで飲んでいたらしく、「禁酒を始めました。今朝の5時から」などと言いながら後半にはステージ上でビールを飲みながら演奏するなど、心配するのが馬鹿馬鹿しくなるような勢いでした)。前半に「マウンテンバイク」「穴を掘る」などアッパーなレパートリーを連発し、徐々にメロウに展開し、しっとりとした弾き語りに続いて泣きのハードなナンバー、そして本編ラストを「ミラクルマン」でガッチリ決め、オーラスは「ソウル」で心地良い余韻を残しながら終了、という、非の打ち所のない素晴らしい構成。

盛り上がるところは全身を使ってお客さんと共に全開で盛り上がり、聴かせるところは、情景が浮かんでくるようなピアノと伸びやかな歌でとことん聴かせる。深く沈み込んでどこまでも高く飛び上がるような緩急の巧みさ、そして、終演後に「もっと聴きたい」と思わせる適度な満足感……実に見事な、最高のエンタテイメント・ショーでした。

知らない曲も沢山あったんですが、一緒に歌ったりしんみりと聴き入ったりと、殆ど意識させられることがなかった、というのもまたすごい。

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