勝井祐二 in the Dark with 山本精一 at shin-bi (Kyoto)

この日は、shin-bi「勝井祐二 in the Dark with 山本精一」を観に行きました。

東京で行われてきたというこの企画、関西初上陸の今回は、ゲストに山本精一を迎えてのパフォーマンス。山本精一で「真っ暗」と言えば、連続BANDを思い出さずにはいられませんが、さすがに勝井氏とのデュオではギタープレイに専念していました。

真っ暗、と言っても、shin-biは元々ガラス張りの部屋に敷居が立ててあるだけなので、暗幕をかけ、目張りをしても、ほんのりと微かな明かりが入り、照明を落とした直後は真っ暗に感じても、徐々に目が慣れ始めると、二人のシルエットがぼんやりと感じられました。それもまた、音楽の展開と相まって、絶妙な演出効果になっていましたが。演奏は完全な即興のようでしたが、前半はかなり長いドローン演奏が続き、やがてディレイで飛ばしながらのインタープレイに入ると、それはまるで「二人ROVO」。弦楽器によるトランシーな演奏から、やがて演奏が激しさを増し、轟音をまき散らしながら、約1時間で前半が終了。

コンパクトながらも、全体の構成、聴き所の多さ、完成度と、どれをとっても素晴らしかったので、これだけでも満足だったんですが、予定よりも若干早く終わってしまったらしく、休憩を挟んで、アンコール的な後半のセッションが急遽行われることに(休憩中には、山本氏はアンプのスイッチを入れたままギターを置いて「(お客さんに向かって)自由に弾いていいですよ」と無茶振り。弾けるわけないでしょ、恐れ多い……)。
後半は、前半でのドローン的な展開は短く、前半のコンパクト版+より激しく、といった感じ。二人の火花散るインタープレイが渦を巻き、弦をかきむしる爆音(と言っても、機材の限界なのか、鼓膜を破壊するようなボリュームではなかったですが)をあげ、沈静化するとともに、この日のセッションは終了。満場のお客さんの拍手の中、帰ろうとする勝井氏を尻目に、山本氏は一度落としたアンプの電源を「あっ」ともう一度入れ直し「どうぞ、弾いてください」と言ってから退場。いや、だから……。

そのあとすぐに帰りましたが、結局、あのギターを弾いた強者はいたんでしょうか。

※この日の勝井さんのMCより、物販で想い出波止場をはじめ山本精一関連作品が多数並んでいることをふまえ:「大山本精一展がやっていますので、ぜひみなさん、ナンバジャズを中心に買ってください」

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