SOUL FLOWER MONONOKE SUMMIT at 磔磔 (Kyoto)

この日は磔磔ソウル・フラワー・モノノケ・サミットを観に行きました。

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モノノケを磔磔で観るのは、01年のつづら折りの宴以来でしょうか(そう言えば、この日と前日のクアトロで観た大原裕氏が、僕が観た最初で最後の彼のトロンボーン演奏でした。ぐでんぐでんでしたが)。

会場は、テーブルを排し、前方に長椅子を敷き詰めていました。いつもよりチケットが出たようで、後方の立ち見スペースもいっぱいになり、長椅子の隙間にも椅子を並べ、トイレに行くのも一苦労、というほど。

店売りチケットが先に入場でしたが、ぴあで真っ先にチケットを取っていたので、最前列(右手)を確保できました。

とりあえず、外で待たされた時間も含めて寒くて仕方がなかったので、ホットコーヒーを注文。多少は暖まりましたが、足の先が冷たい。春や秋にも磔磔には来たことがあるはずなんですが、何故か「磔磔はものすごく寒い、もしくはものすごく熱い」というイメージ。それだけ熱さ・寒さのインパクトが強烈なんですよね。

オープニングはOKIの演奏でスタート。トンコリという、アイヌ民族の弦楽器を演奏していましたが、5弦で、フレットが無く、解放弦で演奏するしかないという(つまり5つの音しか出せない)制約があることで、逆に、シンプルなリフレインで豊かなメロディを紡ぎだすことにエネルギーを集中することが出来るのでしょう。フットペダルでディレイのオン/オフを挟み、語りや歌を交えながら、シンプルなフレーズを繰り返すそのサウンドは、アフリカの民族音楽にも似て、非常に陶酔的。

途中、木の板のようなものを口に当てて弾き、倍音を鳴らすような不思議な楽器も、口ディジェリドゥみたいな音(ホーミーとディジェリドゥの間、みたいな感じかな)で、とても魅力的。

基本はリズム主体の音楽ですが、一人でほぼ歌も無く演奏しているにも関わらず、飽きさせず、かと言って、これ見よがしな盛り上げ方もしない、淡々としていながらも風景の広がり、世界の大きさを感じさせる。これが、アイヌ音楽の持つエネルギーなんでしょうか。

約50分の演奏後、短いセットチェンジの後、モノノケ・サミットが登場。メンバーは、中川敬/奥野真哉/河村博司/伊丹英子/内海洋子/仲村奈月/中里かおりのモノノケレギュラーに加え、大熊ワタル、こぐれみわぞうも参加した、贅沢で賑やかな顔ぶれでのステージ。

登場するや否や、拍手喝采雨霰。あまりの盛り上がりに、中川氏は「みんな、どうしたんや」「京都が変わろうとしているっ」「これだけ盛り上がってくれると楽やわぁ」と超ご機嫌。年末のユニオンといい、いい感じの盛り上がりが続いていますね。

歌が始まっても、手拍子足拍子に間の手の大合唱、と、それまで寒かった磔磔内も熱気でムンムン。子供たちも陽気なチンドンナンバーに眠気も吹き飛び大はしゃぎ。

「美しき天然」「安里屋ユンタ」「ああわからない」「ヒヤミカチ節」「辺野古節」「満月の夕」「ハイカラソング」「カチューシャの唄」「貝殻節~アランペニ」……と、お馴染みの曲から、ちょっとレアなナンバー(「貝殻節~アランペニ」では、OKIがトンコリで参加。これがまた見事にハマっていました)まで、盛りだくさん。

OKIの曲をモノノケで演奏、という、双方にとってなかなかレアな演奏もあり、最後まで大盛り上がり。会場中が音楽で幸せに満たされた、ユルくて楽しい、笑顔いっぱいの一夜でした。こういうステージを観るには、磔磔はやっぱり最高ですねぇ。

<セットリスト>
美しき天然
ハイカラソング
辺野古節
カチューシャの唄
デモクラシー節
ああわからない
海ぬチンボーラ
安里屋ユンタ
ヒヤミカチ節
貝殻節〜アランペ二
弥三郎節
満月の夕

〜アンコール〜

UTUWASKARAP

〜2ndアンコール〜

豊年音頭

トンコリ
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