AGAPEstore #10「仮装敵国」 at シアタードラマシティ (Osaka)

今日はシアタードラマシティで、AGAPEstoreの舞台「仮装敵国」を観てきました。
今回は今までのAgapeとはひと味もふた味も違い、とても新鮮でした。オムニバス形式のコントというのも初なら、松尾貴史が得意のモノマネを封印したのも初。何よりも、これまでの「とにかく何も考えずに楽しめるおバカな舞台」ではなく、昨今の不安定な情勢を反映したかのような社会派な内容でした。とは言え、「仮装敵国」という、肩すかしを食らわす、分かったような分からないようなタイトルからも想像できる通り、テロも戦争も原発も、不謹慎なほどふざけて笑い飛ばし、でも観た後に、確実に「恐怖」や「不安」が後を引く、という、バラバラの脚本家に書かせているとは思えないほどコンセプトに一貫性が出ていました。

松尾貴史が同公演のパンフレットで、「あなたにとっての目下の敵とは」という質問に、「個々の人間より共同体が重んじられる感覚や考え方。そんな国家主義、民族主義が戦争や飢餓、環境破壊を生むと思うので」と答えていました(でも最後に「嘘だけど」とか言って照れ隠してるんですが、そんなところがまたキッチュらしい)。こういう、あくまでもエンタテインメントに徹し、嫌みや説教臭さや押し付けがましさにならずに問題提起も出来るというのは、今の時代、とても重要な才能だと思います。

東京公演は6/7〜6/12。ご予定のない方は是非ご覧あれ。辺見えみりが、すんごいかぁいいぞぉ。

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